1月13日付読売新聞連載記事「地球を読む」で「医師不足」について論じていました。筆者「山崎正和」は
現在の深刻な医師問題は医師の将来の資質を考える良い機会である、として次のような意見を述べて
います。
『人は多種多様で個性があり、社会的経験を経た人格を有する。従って、実際の医療においては分析的
な思考方法ではなく、全体を一気に捉え、いわくいいがたい特徴を直観する思考方法が必要であるので、
現在の医師の人材の選抜方法である、数学、物理に偏重した試験ではなく、国語など多様な科目を課し
たり、学士入学を認めるなど、供給源の広がりと、多様性が必要だ。
医師養成は時間がかかるので、
①学士入学を認めること
②臨床心理士を国家試験とし、医師として認めること。
を緊急提案している。』
著者はこのように言いながら、現在の医師の資質に不満はない、言っています。多少なりとも不満がある
からこのような意見を述べられているのだと思います。
昨年、麻生首相が「医師には非常識な人が多い。」と発言し撤回を迫られたことがありました。政治的に
不用意な発言ですが、率直な感想なのでしょう。私個人の少ない医師との接触経験からすると、とてもうな
ずけますし、私の周囲の人で医師をよく言う人はほとんどいません。一言で言うと、「傲慢で世間知らず。」
という事でしょうか。それは、やはり医師の選抜方法に多様性がないこと、「医学界」という狭い世界で純粋
培養されるからでしょう。その背景には、日本の医師界には、数学、物理の偏差値で測定した「超エリート集団」として国民(患者)に臨みたい、(君臨したい)という願望があるからなのではないでしょうか。他の学問
分野では容易に認めている学士入学を認めないのはその現れでしょう。
私はそもそも、医学には数学、物理的な頭の良さは必要ないのではないか、医学そのものは数学、物理
ほど高尚な美しい学問であるようには思えません。人の生命を救うこと自体が高尚なだけではないでしょうか
代替医療を含む医学そのものの生い立ちがそのことを示しているように思えます。
日本では基礎医学も医学部卒業者が行っている、といわれていますが、欧米では多くは理学、農学部卒業者が担っている、とのことです。この部分では数学、物理の頭も必要です。こちらにその人材を供給する
意味でも、医学部は数学、物理偏重の入試を改めるべきでしょう。
全ての人の集団は、多様性の中から進歩の芽が芽生えてきます。純粋培養された現在の医学界がなか
なか代替医療を認めたがらない大きな理由はこのへんにあるように思えます。「代替医療を認めないのは、
すでに時代遅れである。(eークリニック・岡本医師)」とアメリカでは言われていると言います。わたしは、
超ミネラル水の普及がそこに風穴をあけることができれば、と願っています。
もう一つ、医師不足については、厚生労働省に一次的な責任があるでしょうが、医師にも現在の歯科医の
ように医師が過剰になったら大変だ、と言う自己保身があり、二次的責任がある と言うことを指摘して
おきたい。
この問題については、更に情報収集の上、何れまた触れたいと思います。
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