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新たなガン治療システムは「兵糧攻め」
超ミネラルで完治した早期のガン患者さんの場合、三ヵ月ほどで完治してしまい、治る過程を本人が自覚しなかったということがほとんどでした。病院で検査してみたところ、病巣がなくなっていたというケースです。自然に、しかも早いスピードでガンが完治することは喜ばしいのですが、治療にあたっている私にとっては、どのようにガンが完治していくのか確認できず、超ミネラルの研究という面では頭を悩ませる部分でもあります。ところが数多くの症例のなかで、肉眼で確認できるほど大きくなった腫瘍が超ミネラル治療で消滅してしまった治験例があり、このとき(もしかしたら)とある仮説を思いつきました。その方の例をあげますと、胃にはっきりとわかるほど瘤状になった腫瘍ができていて、それを除去するために早急な外科手術が必要でした。手術を予定しながら、超ミネラルの治療を開始して三ヵ月後に内視鏡の検査をおこなったところ、大きく膨らんでいた腫瘍がまるでえぐりとられたようになくなっていたのです。一連の検査で撮影した写真を見ますと、腫瘍部分だけ徐々に袋で包み込まれるような現象がみられ、次第にその組織が壊死していくように診断できました。これは非常に面白い現象です。
新しい抗ガン剤に「血管新生阻害剤」というものがあります。現在、アメリカで臨床試験中なのですが、これはガンを攻撃するタイプのものではなく、ガンのまわりに新しい血管が作られるのを妨害する薬です。ガンが成長するために必要な大量の酸素と、栄養の補給源ともなる血管を作らせないようにし、いってみればガンを「兵糧攻め」にするものです。超ミネラル治療でガンが消滅する過程においても、同様の現象が生じていると考えたのです。ガンも増殖するためには栄養が必要です。それも急速に終わることなく増殖しつづけるので、大量の栄養を消費します。末期のガン患者がみるみる痩せていくのはこのためです。
ガンは栄養分を確保する目的で、新しい血管の形成を誘引する物質「VEGF」(血管内皮増殖因子)を作り出すと考えられています。この物質が作用しなくなれば、ガン細胞に栄養分を供給する血管が作られず、ガンは増殖できなくなり、最後にはガン細胞は活動することができずに消滅するのです。免疫細胞によるガンヘの攻撃はまず間違いがありません。ただ、それだけでは説明できない治験例が多いのです。 もし、「兵糧攻め」のシステムが働いているとしたら、ガン細胞は栄養が補給できず弱っていくばかりですから、免疫細胞の攻撃も効率よく、効果的におこなわれていることでしょう。短い期間でガンが消滅していることも説明がつきます。超ミネラルに種類の異なる抗ガン剤を併用したような作用があるとすれば、副作用のない抗ガン剤が誕生したといえます。メカニズムを解明できれば、全世界が注目する画期的なガン治療が確立できることは間違いありません。
超ミネラルによる組織反応
細胞が超ミネラルにどのようなメカニズムで活性化されるかは、今後の重要なテーマです。それを解明するのに手がかりとなる現象をここで紹介します。超ミネラルを飲み始めて二〇日を過ぎるころに、乳ガンの患者さんでは胸壁に固着したゴツゴツとした不整形の腫瘍が丸く平べったくなり、よく動くようになるのです。さらに心もち弾力性も出てきます。その後、表皮近くにある腫瘍は壊死し始め、膿を排出するのです。腫毎に分布していた血管からの出血があるので、破れた皮膚の止血が必要となりますが、この部分はすでに潰瘍となっているのです。表皮の下にある乳ガンは生体組織の皮膜で被われ、閉じ込められた腫瘍は内部崩壊を起こして、そのまま体内に吸収される状態になります。徐々に数カ月をかけて吸収されるので、切開手術をして崩壊部を除去することが有効ではないかと思っています。このような組織反応は珍しいのですが、ほかのガンに関しても同様の例がいくつかあったので、この反応が超ミネラルのガン治療におけるメカニズムを探るカギのひとつであると考えられます。動物実験をおこなってみても同様の結果が得られ、肺ガンのX線による所見とも一致しているので、大学などで正式に実験・研究をおこなえば、はっきりするものと思われます。
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