超ミネラル水ショップ   読書ノート   渥美和彦 廣瀬輝夫著 「代替医療のすすめ」                             

                 
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渥美和彦 廣瀬輝夫著 「代替医療のすすめ(198P)」

21世紀の第三の医学(渥美和彦) 廣瀬輝夫著 代替医療のすすめ

国際化、規制緩和に対応できない。政府、政治家、財界、学会の認識が低い

先端医療から見た代替医療(廣瀬輝夫)著 

1965年ころから興味を持った~心臓弁の持続性~生活環境、食事療法、運動療法、薬物療法が効果的~アメリカでも興味をもたれるようになった。

一般消費者は1980年代半ばから、カイロプラクティック、太極拳、マッサージ、気功、漢方などに興味を持ち始める。

1、今なぜ代替医療なのか

①代替医療とは何か

 最先端の医療から代替医療へ   1993年NIHを訪れ、代替医学調査室の設立をしる。不思議な気がした。(渥美)

②さまざまな種類

 予防医学としてのアーユルヴェーダ 

 ハーブと薬草

 神農本草経は現在でも使われている。(アーユルヴェーダ が古い~モルヒネ、ジキタリスも使われていた)

③「医食同源」の考え方

アーユルヴェーダ ~高血圧症の減塩食に似ている

④ユナニ

 西洋協会医学~ハーブ  外科~理髪師が始める

⑤民族医学

世界人口56億のうち、6~7億人が西洋医学を受ける

ケニアのマサイ族~心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病は少ない。

⑥新興医学

医師会が漢方私学を認めようとしない。

漢方、アーユルヴェーダ 、ユナニはそれぞれ古い本があり、それに基づいて行われる~なかなか近代化されない

アメリカの現状~ホメオパシー、ナチュロパシーは一時廃れたが、復活の兆し。

          カイロプラクティックが盛ん(48州で公認)

          中医大学は30くらいあるが、小規模で、開業医は少ない。正規の医師とは認められていない

ドイツ ~ホメオパシー、ハーブ、鍼が盛ん ナチュロパシー、中医の公認

アメリカではカイロプラクティック、ナチュロパシー、ホメオパシーのいずれかが治療のチームとして加わっている。

日本では」、診察看護士、補助医師を認めていないが、アメリカでは医師だけでなく、チーム全体で医療を行っている

⑦代替薬

漢方薬を分析して、効能を突き止めることは不可能

煎じて飲むのが基本だが、成分分析して、カプセル、錠剤として市販されている。

漢方薬は乾物屋でしか買えない。

⑧心身療法

気功は医師は認めたらないが、民間ではやっている。

NCCAM、IOM、NIAで研究したいと考えている。東洋では、一般に「気」はなじみがあるが、アメリカではなじみがなく、理解しにくい

⑨鍼 15年前に鍼で脳内ホルモンが分泌されることが証明~効用を認めざるを得なくなった。

    日本では鍼灸師が行うが、アメリカでは、一般の医者が行う。

    鍼灸師として独立が認められる。(健康管理者)

    鍼師の免許で治療できる。

3、西洋医学と東洋医学

遺伝子工学では、個人に合った薬を処方できる~東洋医学と似てくる

臓器別医学の限界が認識される

デカルトの2元論の反省

東洋医学は宗教が入り込んでいる

医療が変わる、文化的な改革として代替医療を捕らえること

陰陽五行説を西洋医学で認めることは難しい

漢方医に西洋医学の考えを持たせる必要がある

漢方は正しいこともあるが、後でリクツをこじつけたようなものもある。

両者の溝をどのように埋めるかが問題である。

4、統合医療の時代へ

①第3の医学としての統合医療

 西洋医療を否定しない  代替医療を無批判には受け入れない~ワイルの弁

 統合医療にデメリットはない

 両者のよいところを摂ればいい、というわけにはいかない。

患者の個性を診ながら、よいと思うものを適用する。

代替医療の効果と問題点

1、代替医療は病気を治せるか

①どこまで有効か

②代替医療で癌はどこまで治るか

 生活習慣病に対して有効~ライフスタイルを変えることによって

2、代替医療がQOLを高める

①ホスピスにこそ代替医療が必要

マルチチョイスシミュレーションモデル~「私は末期だから手術しないで。その代わり、この健康食品を使ってくれ」

②代替医療の問題点

副作用 漢方に多くある  ヒ素やリンが入っている場合がある。

医師が薬の副作用について知らな過ぎる

カイロプラクティックの副作用~すべての病気が脊椎が真っ直ぐでないことからおこる、と言う間違った考えから引き起こされる。

アメリカでも問題になっている。

③鍼の副作用

 アレルギー反応(金、亜鉛、ニッケル、クローム)、作用、効果が施術者の優劣により異なる

 深い鍼は危険   感染(B型肝炎、C型肝炎、HIV,心内膜炎、骨髄炎)

外傷(気胸、血胸、鍼の破損、血腫)

ダイエット、禁煙には効果がない。 頭痛に効果あり 

ネガティーヴデータも多い

④健康食品の問題点も多い

怪しげな広告が氾濫している。 ドイツで実施されている「薬草の安全性や効果を調べるEコミッション」を行うべし

ハーブの副作用

大量生産するために、農薬が使用されている~水銀、ヒ素、鉛が検出される。

FDAでコントロールすべき~現実には出来なかった(政治家、役人自身が使用しているので、FDAの見方にならなかった。)

5%の人に有効ならば、有効として認可すべき

代替医療の場合、診断基準が曖昧

癌は生活習慣病である~生活改善により予防できる

癌の自然治癒率~10万人に一人(1960年代の研究)~このとき、なぜ自然治癒したかを研究すべし。~今後、代替医療を前進させるのに有効である。

⑤代替医療をどう取り入れるか

成分表示が明確 信用できるメーカ

処方薬と代替や薬によっては、副作用がある場合がある~事前に医師に相談すべし~医師が代替医療に対し、無知、あるいは反感を持っている場合が

                                                    多いのではないでしょうか(店長記)

心身療法、気功、ヨガも効果は人により異なる

代替医療の限界も認識すべし~代替医療だけで治そうとするのではなく、医師に相談しべし

「世界中の先進国が代替・相補医療に関心を持っているのに日本だけが無視しているのは、間違っていると思います」

※この項の最後の文です。なんとも主体性のない発言です。皆が行っているから、バスに乗り遅れるな、と言うことでしょう。あるジョーク集からの引用。

 船が沈没しそうです。船長がお客に言いました。

      アメリカ人客へ~飛び降りたらあなたは英雄です。

      フランス人客へ~だれも飛び降りる人はいません。

      日本人客へ~他の人も飛び降りますから、飛び降りてください。

 対抗文化の背景がないリーダーの悲しさです。(店長記)

オーダーメイドの治療を可能にするのが「統合医療」である

「21世紀に入り、個人が重んじられる時代になって、「個人医療」が重要になった背景が代替医療が評価されるようになった要因ともいえます。」

~的外れのように思えます。(店長記)

3、世界の代替医療の現状

①アメリカの現状

アメリカ医師会~「代替医療の医学的証拠」で批判 OAM,NCCMに反対

霊的ヒーリングが最も現代医学では認めがたい~NIHでも一歩距離を置いている

気功~霊的ヒーリングとエネルギー療法をあわせたもの~アメリカではやっている

カイロプラクティック、オステオパシー、精神心理療法、バイオフィードバック、鍼、ホメオパシー、ハーブ~州公認

医療保険適用も増えている

医師以外のところで行われている場合も多い。

小児に対しては祈りが大切

エホバの承認の手術死亡率は通常の三分の一、快癒も早かった(廣瀬の体験による)

光療法~アルツハイマー性痴呆患者に光を当てる

患者はなぜ医師に代替医療の活用を知らせないか~約40%が知らせない

  ①非難を恐れる②医師が興味を示さない③言っても無駄だ④医師が患者を診なくなる

どんな人が利用しているか~金持ち、高学歴、白人

代替医療に反発する正規の医師たち

「今の代替医療は患者に害を与えているから、防がなければならない」

アメリカ医師会~自己の医療権を守ることが目的(日本医師会も同じ)

アメリカの医師は代替医療に無知な人が多い

②遅れている日本の代替医療

日本では代替医療を選択する余地がない

政府が健康保険制度を通じて、医療をコントロールしている。

政府は西洋医療一辺倒である。

アメリカではセルフケアーが基本~自分で自分を守る。

自己責任であるから、非常に広い層の人たちに代替医療の選択の余地がある。

HOMも代替医療を認めた~医療費を節約できるから。

日本の代替医療は遅れてる。

健康保険制度が変わらなければ変わらない。政府に情報調査室を置くべし 外国に支部をおく

医療経済の面からも研究すべし。

アメリカで健康食品がドラッグストアーで販売されているが、消費者が良く勉強している。

代替医療の社会的認知度が高くなった。

日本では古い情報でのまま、宣伝され、消費者がそのまま購入している。

アメリカ~食品の機能に当たることをFDAのDSHEA(Dietary Supplement  Health and Fducation Act of 1994~栄養補助食品、

      健康及び教育法・1994)で間接的に表現できる

  FDA ~社会福祉省の一部

  「自然治癒力を高める」「免疫力を高める」「高血圧に使える」~広告はOK

  「血圧が下がる」はダメ。

  「無効」のデータは公表されない~学者は発表すべし。

 フランス人はワインを多く飲むが心臓病は少ない。~人の体質や地域性を考慮すべし

4、代替医療で日本の医療はどう変わるか

先端医療はどこまで必要か

廣瀬~脳死の臓器移植に反対~日本では年300例以上は困難~これにお金を使うより、老人医療のQOLに投資すべし

東洋医療は予防医療である

治療中心の医療から、予防、保健中心の医療へ移行する過程で、代替医療が役割を果たすべし。

遺伝子診断によるオーダーメード薬の実現~10年後に可能?

遺伝子診断と代替医療は密接にかかわってくる。~診断後、どのような食事にしたらよいか?

代替医療の教育はどうすべきか

総合医療だから、西洋医療と代替医療とも教える。その中から、漢方等に分かれて教える。

代替医療だけを教えることはない。

大学院をつくる。学部をつくる。統合医療大学をつくる。

代替医療の有効性と安全性の評価を行いべき

チェックし評価する機構や機関がない~現実にはあっても、複雑すぎて有効に機能しないのではないか(店長記)

                        簡単に機能するなら、既に行われているはずだ。 あえて行っても、高額な費用がかかり、

                        現在の薬の認可と同じく、高費用で、遅い結論 となる。

NIH~日本と中国が本家ではないか。どうしてわれわれと共同で行わないのか?

アメリカではネガティヴ情報、成分を明らかにしている。

アガリクスは日本の三分の一の価格である。

患者の権利意識が高い。

日本に代替医療が浸透するには時間がかかる

アメリカ~中国伝統医の小さな学校が乱立して、卒業生が町に入り込んでいる。

②代替医療による医療革命

現在の問題点~生活習慣病の増加 少子高齢化 先端技術の登場 ニーズの多様化 医療経済の破綻 医療倫理問題(渥美)

          日本の医療制度は破綻していない~世界一である(廣瀬)~アメリカは破綻した ヨーロッパも破綻した

          政府は医療費を抑えようとしているが、後3%の余裕がある(7.4% GNP比、アメリカ15% ヨーロッパ10%)

老人医療は先端技術を使う必要はない。老人病は慢性病だから、代替医療にが良い。(20~30%導入すべし)

老人保健を独立させる必要はない(フランス、ベルギー、ドイツの例)

アメリカの私的保健会社を日本に入れるべきでない

日本の医療制度は世界一である(廣瀬)

問題点~生活習慣病に対応できていない

      先端医療を末期医療に使っている。(イギリスでは人工透析を55歳以上に奨励しない)

ターミナルケアに疼痛コントロール、精神安定などに代替医療を使うべし。

介護費用は高額になるので、代替医療を導入すべし。

従来の医学では、医療、福祉・介護は別、と考えていたが、同じものとして考えるべき。 特に老人医療では

老人医療に代替医療は適している。費用は三分の1から10分の1ですむことが、アメリカのデータにある。

<コメント>

現代医療の人たちのうちの先進的な2人の医師の対談です。専門家だけにアメリカ、ヨーロッパの情報も豊富です。

アメリカの医療制度は、「自己責任」を基に組み立てられている、と言います。そのようなアメリカ人の自立した行動

が、医療制度外の代替医療を自己責任の基に導入することになったことが背景となっている、と言います。(更にその

基は60年代のアメリカ対抗文化がある、とは上野圭一氏の指摘にあります。) 廣瀬氏が指摘している医療費の増加

が代替医療を導入した動機、と言うのは少し違うのではないでしょうか。人々は現代医療に限界を感じていたためでは

ないでしょうか。 アメリカにおける自己責任は、どうも生易しいものではないようです。(お金のない人は、保険に入れず

医療を受けられない人が数百万人毎年いる、と言われています。また、代替医療での医療事故も多いようです。)

日本の国民皆保険は確かによいのですが、一方では国民が制度に飼いならされていることも確かで、日本から

代替医療導入が開始されなかったこと、また大幅に遅れてしまったことも当然のように思われます。このことは、日本に

制度として代替医療の導入が遅れていることを意味するだけで、健康食品は野放しで販売され、その市場規模は1兆円を

超えています。いかがわしいものも多いようで、このことが現代医療の人からの批判の対象になっています。

早急に制度として認可し、科学的研究を行ってもらいたいものです。現在超ミネラル水愛飲者が増えていることを考えると、

超ミネラル水もその中で取り入れられることになるでしょう。

アメリカで「国民皆保険制度の導入」が時々政治問題化しますが、いつもこの「自己責任」と言う建国以来の思想を突き崩す

ことが出来ずに、導入されません。私たちは、日本の現状を考察する上で、常にこのような基本的な情報だけは入手する努力を

怠るべきでなないと思います。

アンドルー・ワイルが「代替医療を無批判にそのまま導入することはない。」と指摘していますが、重要な視点と思いました。

伝統的な代替医療は、宗教と結びつき、ある一定の古い観念を基にして組み立てられているようです。これらを一度再思考して

科学的考察の基に再構築すべきなのでしょう。(「霊性」は困難な課題になるでしょうが。) また、代替医療は現代医療

とは独立して研究、教育されるべきではない、と言う渥美氏の指摘も同意できます。現代医療も修正されるべきですが、

実証主義、科学的思考と言う点は放棄されるべきではないように思います。このことが「統合」の意味なのでしょう。

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