超ミネラル水ショップ 読書ノート 渥美和彦著 統合医療への道 |
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はじめに ホメオパシー、オステオパシーの創始者は共にアロパシー(現代西洋医学)医師であるが、アロパシーになじめず、新しい医療法を創始した。 治癒は神、自然の業であり、いしはただただそれを懇篤に手助けするだけだ、と言う信念を持っていた。ドイツのシュタイナー医学の治療を行う 医師は30000人もいる。 多くは保険の対象になる。 代替医療に対する寛容性~①医療の多元主義、信教に自由と同じ考え、市場開放、自由思想の原理と通艇 ②医療費の抑制 ③霊性の再評価~分子機械としての人間観を反省~全体性を回復~テクノロジー進行への反省 WHOの「健康定義」~「健康とは身体的、精神的、社会的に十分満足すべき状態をいい、たんに病気または障害のないことではない。」 ~「健康とは身体的、精神的、霊的、社会的に十分満足すべき力動的な状態をいい、たんに病気または障害のないことではない。」に検討 医療類似行為~診断する権利、処方する権利が与えられていない。 1883年~「医術開業試験規則」「医師免許規則」~軍事的観点から、アロパシーだけを認める。 漢方医存続運動 「およそ医療なるものは、自然良能の及ばざるところを補佐するに足るべし」~和田啓十郎 「いかに周到にして、いかに偉大なる作用なるかを想見するに足るべし。」 自然良能に対する信仰は根絶されなかった~「強健方」「精神療法」「食養法」 1990年アメリカ国民の3分の1が代替医療を利用。25歳から45歳までの高収入、高学歴、白人。13000億円 1992年NIH に代替医療調査室 1999年国立相補代替医療センター 渥美和彦~代替医療により医学会に影響を与える 1998年日本代替・相補・伝統医療連合会設立~厚生省に働きかけて代替医療を促進する。NIHとの提携 東京女子医大~オルタナティブ医学研究会 聖マリアンナ医科大学~代替・相補・伝統医療研究会 1、問い直される医療状況 テクノロジーの進歩は止められない。 ES細胞は完成する 血液を見れば、全てがわかるようになる~MIR、CTスキャンが不必要~大病院不要。 西洋医学は100年の歴史。科学の名によって切り捨てられてきた4000年の歴史の代替医療に価値を見出す必要があるのではないか。 代替医療は個人の医療 代替医療と先端医療の関係 個人の脂質を見ながら処方する~船体医療が目指すものと一致する 霊性を考えた医療~統合医療 1、先端医学の道 人工心臓研究に30年かける。 完全な人口心臓を埋め込んでも、生命場との調和が出来ないとうまく行かない。 心臓生理学、循環器生理学では解らなかった心臓そのものの機能が発見された。 心臓とかの臓器以外に、全体性がある。 CAMは医療革命である。 至高体験~宇宙と一体感になる。 ヴァーチュアル・リアリティー体験は有害である。 2、医療の本質を問う。 臓器移植はなぜ日本で少ないか~日本人の土着思想~死体に執着する(事故死で遺体を必死に探す)~アニミズム これから医療と宗教の対話が大切だ~渥美 若い人は気軽(安易に)にドナーになっている~本質的なことを思考していない。 人の体は、その人だけの所有物ではない(援助交際がダメな理由) サイボークの是非 医学は本来自然に逆らうものか? 神に逆らいつつ、依存している 日本の国民皆保険は優れているが、改革すべき点が2つある。~現状の多様なニーズにこたえていない。 ~医療技術の高度化に見合った哲学がない(ハイテク技術と生命倫理の関係) 医療経済の観点から代替医療を見直す。 明治に西洋医療を輸入したが、”医は誰の為にあるか”と言う根本的なことをないがしろにしてきた。~技術に偏ってきた。 医局制度に封建的な色彩が残ったのは、御殿医制度内の子孫が大学に入ってきたからだ。 医療の多元主義 東洋医学と西洋医学は存立基盤が異なるので、安易な統合は出来ない。 多様な治療法のなかから、患者に適した療法を選択することが、これからの医学である。~学会で提案しても受け入れられない(代替医療は効果がない)~渥美 3、補完・代替医療の枠組み 1993年NIHで代替医療を知る~渥美 1999年研究センターに昇格 東洋医学の脈診は西洋医学では解らないものも診断できる。 4、医療概念の拡大 alternative は「間に合わせ」「代用物」と言った意味ではなく、「取って代わる」と言った積極的な意味合いがある。 一般に代替医療はアロパシーで治療が不可能になった時、最後のよりどころとして利用する場合が多い。これではだめで、健康維持、予防医学の観点から また、病気の治療の場合は、同時並行的に利用を検討すべきである。 統合医学は西洋医学と伝統医学がすべて合わせて、一つに統一した新しい医療体系ではない。 代替医療を含めた全ての医療の価値を認めて、相互に利用しあうこと。 アメリカ人は自分の健康は自分で守る、と言う意識が強いから、健康食品の買い方も真剣である。事前にインターネットなどで情報を入手している。 (日本人はマスコミ情報がほとんど) セルフケアが代替医療を普及させる。 アメリカはデータを公開する~針の治癒データの公開 日本では口コミでした情報は伝わらない。 日本では医療技術がお金で評価されない。 代替医療者の参加は以外に少ない。(アメリカでは多い)~西洋医に吸収されて、自分たちの生活が脅かされるのではないか、と言う不安がある。 精神療法が位置づけられていない。 1995年アメリカでの第一回代替医療シンポジュウム~草の根運動的な感じがした(渥美) 米国ではNIHがイニシアチブを取っているが、有名大学がこれに興味を示している。 多くの寄付金が集まり、研究費をまかなっている。~鍼、ハーブ療法は費用対効果が良い、というデーターだ提出される。 5、来るべき医療の姿 1998年~「日本代替、相補、伝統医療連合会議」発足~研究~代替医療が有効であり安全であることを科学的に実証する 教育~大学を作り、リーダーを育てる 啓蒙~国民一般、医者を含めた医療従事者、マスコミ関係者、役人、政治家 柱~第一原則「自然治癒力」を認めること 第二原則「心身相関」を認めること 代三原則「全ての代替医療の再検証と再評価を行う 代替医療利用者ネットワーク~藤波、帯津~利用する人の側にたった、組織 医療と宗教の関係の研究~代替医療の一部は宗教と関係している。 アロパシーは自然治癒力を受け入れることが最大の課題~エネルギー医学を受け入れること。 自然治癒力を測定する~免疫力は測定できるが、自然治癒力全体を測定することは難しい。 霊性は健康を考える上には欠かせない。 当面の目標~相互の不足する点を補う。 将来の目標~霊性を考慮したホリスティック医療に発展する。 究極の目標~「人間はどこから来て、どこに行くのか。何のために存在しているのか」がわかれば、病気の意味も解る。 ~癌とは何か、なぜ私は癌を引き受けなければならないのか。 代替医療の全てを包括する哲学を作る。 代替医療を科学的思考に耐えうように検証する。~代替医療とアロパシーのレベルの差を埋めること。 現在の大学の医学生にこれまで教わってきた医療で良いのか不安がある。医療を患者に施す、と言う考えにも不安がある。 インフォームドコンセントが導入されている。 患者の権利意識。 帯津医師のところに、豊富なデータが蓄積されているが、データー処理して普遍化する必要がある。 アリゾナ大学のプログラムは期待したほどではなかった。まだまだである。~ワイルだけが群を抜いていて、若手が不勉強。 二重盲検法は倫理的に禁止された。 個人差を考慮した統計データで検証すること~このような体格の人は、この方法は何パーセントの成功率であった。~遺伝子医学と関係してくる 患者によって、抗生物質が良い場合と、漢方薬が良い場合とがあることは、医師はうすうす感じている。 遺伝子医学がその選択性を指導できるのには、後50年くらい罹る。 問題は西洋医学で代替医療に精通した医師が育っていないことが問題。 医療哲学は大学で教えていない。 代替医療の特定医療法の専門家だけではだめ。西洋医学と対話が出来る人が必要。 アメリカで大量のマルチビタミン療法があるが、根拠が不明~余分な量のビタミンは尿としては排泄されると言われるが、長期的にも大丈夫か、と言うデータはない。 JACTはこのようなデータも出したい。 統合医療大学構想~医者~西洋医療を学んだ後、代替医療を学ぶ。→統合医療の専門家 (渥美) 医療従事者~鍼灸師、整骨医、看護しなど、各部門の専門家を養成し、医療チームの一員として働く。 その他~代替医慮煮関心のある人で、関連企業を起こしたり、ジャーナリズムで働いたりする人。 専門学校ではなく大学であるべきだ。 信仰治療のような奇跡の治療法は参考にすべし。 しに行く人々への支援も視野に入れるべきだ。 代替医療を定義づけ、分類し、体系化する必要がある。現在はどのようなものがあるか、収集し整理している段階である。 医療人類学の必要性~世界各地の文化として根が生えている医療を比較することによって、医療の本質を明らかにする。 深層心理、瞑想の意義を明らかにする。 宗教との関係~人はどこから来て、どこに行くのか。人はこの世でなにをすべきか。医療とはいったいなにか。を明らかにする。 ~伝統的宗教の開祖はこのことをどのように考えてきたかを明らかにする。 ~彼らはヒーラーでもあった。本当に病人を治した。 統合医療大学~医療技術より、人とは何か、倫理とはなにか、宗教、医療とは何かを最初に教える。 人々が求めているのは「全体性」である。細分化、分断化されて、例えば宇宙との一体感をもてなくなっている。人々は不安である(上野) 技術社会~「生」への濃密な実感(感謝の念)が希薄になる。(高校生が実の父を刺し殺す(松下)) IPS細胞の実用化~大きな弊害を生む可能性がある(松下) 現代医学はここで立ち止まるべき~これが代替医療 代替医療哲学、代替医療社会学、代替医療経済学などが起こることを期待する。 あとがき(渥美) 1、CAMの急速な発表と普及 欧米で個人主義をベースにセルフヘアー、セルフヘルプの理念の下に、統合医療の中にCAMか組み込まれ、急速に普及し始めた。 2、CAMが医療経済に与えるインパクト CAMはアロパシーより安価であることが、医療保険会社で注目されているが、日本ではその動きはない。 3、CAMの文化的意義 物質主義への反省から、精神性を見直す機運が生まれた。 4、CAMの有効性と安全性 NIHを中心に、科学的検証が進むだろう。 日本の問題点 国民皆保険の問題点~①疾病構造の変化に対応できていない ②高齢化、少子化に対応できていない ③保険、福祉、医療の一元化が必要 ④国民の医療に対する多様なニーズに対応できない ⑤医療経済の破綻 ⑥医療倫理の問題に対応できない。 ⑦アロパシーを前提としており、CAMに対応できていない。 ⑧国際化に対応できない。 ⑨政治家を含めた全ての国民に危機意識がない。 さし当たっての対応策~①CAMの世界的動向に対する調査 ~②CAMの教育、研究 ③啓蒙普及運動 <コメント> 統合医療のためのCAMの現状と、未来を語っているが、西洋医学との関係で、前途多難の感を持ちました。ポイントは私たち一人ひとりが セルフケア、セルフヘルプの意識を養えるかどうかのように思います。日本では制度的には西洋医学一辺倒ですが、伝統として漢方、整骨医療、 指圧が細々でも受け継がれ、また、国民一般が食生活をはじめ、意識全般がアメリカほど物質主義になっていないことが、危機意識を 生まないようです。また、ワイルのように医学方を卒業と同時に代替医療を研究してきた医師がいないため、優れたCAMの指導者がいない。 従って、国民、患者を十分説得できていないように思えます。 |
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