超ミネラル水ショップ 読書ノート 河野武平著 「野菜が糖尿病をひきおこす」(2000~2007年2刷) |
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「野菜が糖尿病をひきおこす」(2000~2007年2刷) 河野武平著 1980年代はじめに施設園芸に疑問(1960年代から盛んになる)~まずくて、劣化が早い ~窒素肥料による硝酸塩が極端に多い~健康を脅かす 栄養学からも医学からも指摘する人はいない。1997年日本透析学会の資料を入手。 硝酸塩濃度の高い野菜を生産している地域と人工透析患者の高い地域が一致する。 硝酸塩が糖尿病の誘発原因になると言う海外情報を入手。 最終的には農業全体を見直す以外に解決方法はない。 1、硝酸塩含有野菜の恐怖 ①チンゲンサイを食べると死ぬ ・農薬より怖い ・驚愕のデーターを入手 ・東京都 1976年~1997年 野菜の残留農薬 重金属 硝酸塩 亜硝酸塩の分析 ②死者160人を出した硝酸塩とは ・赤ん坊が死んだ 飲料から70% 野菜から21% 肉類から6.3% 摂取 ハム、ソーセージの発色剤 1965年ブルーベビー事件(アメリカ)~ホウレン草と水で赤ん坊が中毒 ・発がん性と酸欠状態、アルツハイマーも 硝酸塩⇒亜硝酸塩⇒ニトロソアミン~発がん物質、ヘモグロビンを酸化し、酸素運搬不可。 硝酸還元菌のない乳幼児が危険(ブルーベビー事件)~原因不明の死亡のなかに、これが含まれる。 ③ハウス栽培野菜が危ない ・食べていけない野菜 ヨーロッパの基準 生野菜 2500mg/Kg 加工野菜 2000mg/Kg 日本の基準はない。多く野菜を摂るので、1000mg/Kg にすべき 糖尿病の予防食にならない。 ・解決方法 自然サイクルの有機野菜 農薬、化学肥料の路地野菜 施設の短期促成野菜 の3つにわけらるが、施設の短期促成野菜の濃度が高い~なぜか ・光合成が足りない。 ホウレン草の場合、路地野菜は60日で収穫。しかし、施設野菜は30日で収穫する。 硝酸塩が葉に吸い上げられてから、十分にたんぱく質に合成されていない。 肥料を収穫直前に与えるので、十分にたんぱく質に合成されていない。 西日本では、液肥を与えるので、この傾向が強まる。 収穫前に曇天、雨の日が多いとこの傾向がある。 食味が重視される野菜(瓜、タマネギ、ニンニク、バレイショ、サツマイモ等)、果実は極端に低い。 施設野菜を減らせばよいが、そうは行かない。 ・1997年施設野菜は5万2500ha,~農水省で資金援助 都の検査は、検査項目に一貫性がない。 危険性のある野菜を見逃している。 ・光合成する植物人間? 栄養学者は急ぐ必要はないと言う。ビタミンCで防げると言うが、高濃度の野菜はビタミンCが少ない。 科学技術庁の4訂食品分析表に硝酸塩の項目はない。5訂では硝酸イオンがたんぱく質の項目に入っている。~危機感がない 学校、病院、施設の給食はこの栄養分析表で作られる。~危ない。 ④地下水が汚染されている ・水道水は安全か 地下水の硝酸塩濃度はあがっている 窒素肥料過多 家畜のし尿 水道法改正~10mg/L(ブルーベビー事件の井戸~10mg/L) 厚生省ではこの基準を超える水道水は1箇所と言うが、実際測定するとざらにある。 ・千葉県では井戸水の半分がアウト ・浄水器も焼け石に水~逆浸透膜法以外のない。 自治体の検査データは疑わしい。 畑地と施設園芸地、畜産地の濃度が断然高い。 2、促成栽培野菜が病気を悪化させる。 ①700万人の糖尿病患者と硝酸塩 ・熊本、宮崎の施設園芸地に行くと、透析患者が多いことに疑問を感じた。 ・硝酸塩が糖尿病をつくる。 「中毒値に達したニトロソアミンは遊離其を放出し、膵臓にあるβ細胞を 傷つけインシュリンの生成を妨害する。」⇒日本の専門家はだれも指摘していない。 ・毎年死者2万人の透析者 ・1988年8万8千人 1998年18万6千人の透析者がいる。 この間に10万人死亡しているので、透析者は3.5倍に増加している 糖尿病からの透析者は1割から、3割に増加している。 近年では、毎年1万人ずつ増加している。~まさに急増である。 ・透析に必要なお金、年間2兆円 食事療法は欠かせない。 調査と予防医学にお金をかけるべき。 ・お茶一杯で硝酸塩を過剰摂取 ・リン、カリウムに気を使っているが、硝酸塩は無視されている。 ・玉露~1000mg/L~1500mg/L 煎茶~700mg/L~850mg/L 番茶~350mg/L~500mg/L 1日に100mg/L以下にすべき。 ・施設農業地域と透析患者の多い地域はぴったり一致する。 ②西日本の畑作地帯で何が起きているか。 ・熊本は慢性透析患者が1番 ・慢性透析者は高齢化と関係があるのではなく、農業と食生活に関係がある。 ・全国危険マップ 西日本に多い 施設園芸地に多い 肥料の多い地域 畜産地 に多い 耕地面積に対し、年間収益額が多い地域に多い 野菜の作付面積が10%以上の地域に多い ・施設園芸地域の地下水の硝酸塩濃度が高い(環境庁調査) ・基準の10ppmを超えるのは畑作地帯。施設園芸地が上位を占める ・佐賀県は全国で2番目に低い理由 施設園芸地が少ない 肥料の投下量も少ない 野菜の作付面積が10%以下 年間収益額が少ない ・東の静岡と栃木が多い理由 静岡 施設園芸地が際立って多い 年間収益額が多い 野菜の作付面積が10%を超えている お茶の産地~窒素肥料投入量 米 7Kg/10a ダイコン 42Kg/10a ナス(施設園芸) 65Kg/10a お茶 80Kg/10a 栃木 施設園芸地が多い 畜産団地が集中 ・全国一低い秋田 水田地帯である 施設園芸地が少ない 年間収益額が少ない 肥料が少ない
・都市近郊の高齢化していない地域にすくない。 冬が長く、生野菜を食べない地域は少ない ③農業が健康と環境を脅かす。 ・ビニールハウスに覆われる熊本 ・江戸時代から続く徳島農法 ④消費者は農業に対する理解に欠け、生産者は効率のプレッシャーで効率を追求してきた 政府は土木工事に金を出すが、直接農家を潤していない。農民の自立心を奪った。 ⑤まだある硝酸塩が悪化させる病気 ・医学的研究ができていない~過去の日本の研究論文は2例だけ。それも外国の後追い。 ・若い人の食生活は、近代性を装っているがダメ。既に手遅れ ・糖尿病(700万人~800万人) 境界域糖尿病(1300万人) 医学会は食事と運動不足をその理由にしているが、当てはまらない人が多い。 放置すれば慢性透析患者は激増する。 ・透析患者 回復の見込みはない。死期も縮まる。 1000万円/一人・年間 科学技術庁の食糧成分表に基づき、病院で食事が作られる。~食糧成分表は当てにならない(時期、品種、栽培形態、栽培地が不明) ・腎臓、膵臓の疾患 ・アトピー性皮膚炎 全国で300万人~500万人 海外生活を1年して完治した例も少なくない ・硝酸塩はアルミを簡単に溶かす。~調理器具にアルミが多い ・癌など 硝酸塩が胃がんの原因因子とすることは見直すべき。(透析患者が多い地域と胃がんが多い地域と一致しない) 硝酸塩が食品添加物として認可されている~見直すべき 水道水の基準があるなら、食品の基準がないのは変だ。作るべき。 癌には野菜を摂るべき~見直すべき ・胃炎 煮た野菜を食べるべき。 ・甲状腺の疾患 ・妊産婦 乳幼児 高齢者~近年乳幼児の異常出産が多い。 ・アルツハイマー病~直接関係するわけではないが、硝酸塩は金属を溶かす。レタス加工工場のステンレルの洗い場に穴があいた。 (レタスの硝酸塩が原因) 脳にアルミが入ることが確認された。高齢者ほど脳に蓄積される。 3、みんなで野菜をだめにした。 ①野菜を知らない人 ②生産者 流通業者 消費者の共犯関係 ・スーパーは有機野菜が嫌い ・生産者が自家消費と販売野菜を区別しているのは周知の事実。 ・土付が有機野菜と勘違いしてはいけない。 ・改正JAS 法ではかえって野菜は悪くなる。(認証に煩雑な資料作成を義務づけている。お金もかかる) 4、生き残りのための野菜学 ①窒素過多から国土を守る方法 ・有機肥料を与える ・自給率を高める ・家畜の飼料を国内自給する。(排泄物が地下水、川の硝酸塩を高めてる) ・日本で今まで問題にならなかったのは、川が急流であったためである。これは、もう限界に来ている。 ②正しい野菜の食べ方 ・病院食の危険性 ・輸入野菜はもっと危ない ・十年(2010年)後は悲惨 ③生野菜は健康に悪い ・戦後のアメリカの影響 アメリカはインデアンを真似た。乾燥地で、中毒が少ない ・ケニアのマラソンランナー スキマウィキ(キャベツを同種)を生で食べる(ミネラルが多い~ケールの数十倍) 日本に来ると成績が伸びない(食のため?) ・生野菜では一日の必要量が摂れない。 ・野菜ジュースはメーカが重量で買うので、質が落ちる原料を使用。 ④高齢化社会と野菜~団塊世代が高齢化する2020年ころが悲惨 ・今から、予防方法を研究せよ ⑤日本の大地を再生させよう
<コメント> 硝酸塩と人工透析の関係をはじめて知りました。「日本透析医学会」のホームページを 見てみました。分析する力はありませんが、透析患者数が1968年~215人、2006年~264,473人と 言う数字には驚きました。医療技術の進歩で死亡者が導入者以上に増加していないこと、人口の高齢化ため、 とも読み取れますが異常な増加率です。 著者と同じく、2006年の県別の人工透析者/人口比率を出してみましたが、著者が分析した1997年と比較して 上位14県までは内部での多少の移動は見られますが、ほぼ同じ県でしめられています。 ここ数年新たに透析患者になった方は、この著書の基になっているデータの1997年ころと比較して、 増加率は低くなっていますが、依然として36000人と高い水準を保っています。 ヨーロッパ、アメリカには既に野菜の硝酸塩にたいする規制があるようです。 この著書も説得力があります。「日本透析医学会」のホームページを見る限り、当学会はこの異常な増加に対する 原因究明とその対策を考えているように思えません。詳細な徹底究明が必要です。
J.リロンデル著「硝酸塩は本当に危険か」は1970年代に膨大な文献を基に、そのように結論づけたといます。 その内容について検討する力はありませんが、世界で唯一促成栽培をしている日本と事情が異なるのではないだろうか。 更に彼の著書には糖尿病・腎臓疾患と硝酸塩との関係については触れていません。1960~70年代に環境が悪化し、 それが今も続いていることを考えれば、彼の著書は過去のものであり、新たに考え直すべきではないだろうか。 ヨーロッパでこの著書がどのように評価されているかわかりませんが、これに対する反論も当然ヨーロッパであるはずで この本だけをぽつんと訳した訳者の意図も不自然に思われます。訳本出版年が2006年(第一刷発行)ですから、 10年も前の本を訳して出版したその意図も不可解です。(フランスで初版されたのは1996年) ちなみに、河野武平氏のこの著書の初版年は2000年です。 |
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