超ミネラル水ショップ 読書ノート 中嶋常牟著 「土を知る」(1985〜1998年 11刷 220P) |
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「土を知る」(1985〜1998年 11刷 220P) 中嶋常牟著 1、土が劣悪化している。 ① 無機成分や有機物からアミノ酸、核酸、ビタミン類を作るのは微生物。 ② 根の周りの環境が良いと根圏微生物の中にミコリザ菌などが活躍して 周囲からリン酸やカリ、亜鉛等のように吸収しにくい栄養素を吸収し、根の中に アミノ酸や核酸を蓄積する。味もよくなる。 ③ 化学肥料は土壌が締まり、根に酸素を遅れない。土壌が酸性になる為 ミネラルの吸収が悪くなる。 ④ 化学肥料は土壌中に硝酸イオンなどが多くなるた、電気を通しやすくなる。 毛細や毛根の細胞壁が脱水反応を起こす。 ⑤ 旱魃、冷害に弱くなる。病気にも弱くなる。そして、まく農薬も多くなる。 (食べ過ぎて病気になることが多いが、食べなくて病気になることは稀である。) 2、土のさまざまな性質 ① 窒素 ・多くのたんぱく質の原料だが、多すぎると倒れたり軟弱になる。病害に弱く 実りも悪くなる。 ② リン酸 ・エネルギーに関係する(蛍の発行エネルギーもアデノシン三リン酸の分解による。) ・ 旧ソ連のアフガニスタン侵攻で、アメリカはリン鉱石を禁輸した。そのため、ソ連は700万トンの減収となった。 ③ カリ ・各種の酵素の活性化、病気に対する抵抗力向上。植物繊維を硬くする。倒伏防止。 ・以前は少なすぎることもあったが、近年は過多のところが多い。 ・ カリ分、塩分、カルシウムの少ない都会人は物事に動じやすいが、田舎の人は安定感がある。 ・人はナトリウムの方がカリより多いが、植物はカリの方が多い。 ④ 石灰(カルシウム) ・野菜は養分の吸収割合は一定。 <例>カリ・10の場合は、カルシウム・8、窒素・6、リン酸・2、苦土(マグネシウム)・1.5 ・沖縄が長寿が多いのは、さんご礁の上に島があるから。体格が良い、気が優しい、 ⑤ 苦土(マグネシウム) ・葉緑素に多い。分子構造が血液の血色素に似ている。 炭水化物の代謝に関係する酵素にも多い。 ⑥ 硫黄 ・含硫アミノ酸の構成元素 現在は問題がない。 ⑦ マンガン ・葉緑素の生成のとき必要 ビタミン生成の時必要 多くの酵素に含まれる。 ・ 愛情のミネラル〜動物は不足すると乳を触らせなくなる。子供への愛情がもてなくなる。 ⑧ 鉄 ・酵素に含まれる。葉緑素を作れなくなる。 ・単独の欠乏症は表れず、亜鉛、銅などの欠乏と一緒に表れる。 ・人の場合鉄10に対し、銅1の割合でとること。 ⑨ 銅 ・植物内で 酸化・還元に関する酵素に含まれる。根に多く含まれる。 ⑩ 亜鉛 ・欠乏している土壌が多い。酵素に多い。ミカンや梅に特に必要。 ・ニッケルと拮抗作用がある。 DNA,RNAの形成の時の酵素に必要。 ・呼吸(炭酸を炭酸ガスと水に分解)の時の酵素に必要。耐旱魃 ⑪ ホウ素 ・根の維管束を発達させる。たんぱく質生成に必要。光合成でできた生成物を 果実や根に運ぶ。 ⑫ モリブデン ・マメ科の根瘤紺菌が空気中の窒素固定の時必要。 ・根から吸収した硝酸をアンモニアにする時必要。 ・欠乏するとビタミンCが作られない。ウイルスに対する抵抗力向上。 ⑬ ヨウ素 ・植物では必須ではないが、動物では必須。過多は神経過敏、痩せすぎ。過少は動きが鈍くなる。 ⑭ コバルト ・植物では必須ではないが、動物では必須。根瘤根に必要なことが判明。育ちも良い。 3、土壌の生物性 ① 「土の上に生まれ、土のうむものを食って生き、そして死んで土になる。われら畢竟土の化物である。」(蘆花) ② 土壌1g(小匙一杯)に約1億個の細菌が理想 4、作物と土のつながり ① 匂いは植物の防御反応(匂いは一種の免疫抗体) 微生物やミネラルが不足な土壌⇒最近の果物は匂いが弱い。⇒細菌や害虫に犯されやすい。⇒農薬をまく。⇒微生物やミネラルが不足な土壌になる。 ② 雷の高電圧のスパークにより、空気中の水分が水素と酸素原子に分解され、 急速に冷却される過程で、空気中の分子と化合して、水素はアンモニア 酸素は 硝酸となり、雨に溶け込んで地上に落ちてきます。これが、肥料となる。 「雷が多い年は豊作」と言われるのは、そのためです。稲の奥様から「稲妻」という 言葉が生まれた。」 ③ 花咲かおじいさんが意地悪おじいさんが腹をたてて燃やした臼の灰を桜の木に 蒔いて、花を咲かせたのは、理にかなったことでした。昔の農民が灰(ミネラル) を蒔くと、作物が良く育つことから 伝承されてきたお伽話。 ④ 鉄(亜酸化鉄)は土壌100g中に20ppmから100ppmを適用範囲といわれているが 現状では10ppm以下のところが多い。 野菜や果物の鉄含有量が、近年では昔(1950年代以前)の数分の一になっていることを裏付けている。 ⑤ 最近の土壌は、微量ミネラル(鉄、銅、亜鉛、マンガン等)が欠乏しているところが多い。 すでに、葉が黄色くなったり弊害が出ているところもある。 ⑥ 人の酵素が働く範囲は36℃±3℃で非常に許容範囲は狭いが、植物でも35℃を超えると 急速に低下する。(熱帯植物を除く) ⑦ マンガンやモリブデンがないとビタミンCを作れません。 「中国のある地域で咽腔癌の多発しているところがあったが、獣医が鶏を調べると、 殆どの鶏が同じ病気にかかっていました。そこで、餌の草を調べてみると、ビタミンCが 欠乏していたので土壌を調べると、モリブデンが不足していたので、それを土壌に加 えると、急速に病気は減った。」 ⑧ 国民総医療費が毎年1兆円ずつ増加しているのに、なにも手を打たないのは、失政と 言わざるをえない。 ⑨ 昭和57年 気象庁が地球温暖化を発表。それまでの寒冷化予測を訂正。 5、根の栄養吸収力 ① 脳間(大脳と小脳の間にある)は食べてよい物と、悪いものを識別する能力がある ② 根毛は人の絨網毛と似ている。 6、光合成菌の役割 ① 曇りの日に、赤外線を利用して、炭水化物、カロチン、ビタミンCを作ることが出来る。 ② バランスの取れたミネラルの欠乏した土壌では、タンパクやアミノ酸を作れない。 ③ はじめに土あり 7、中嶋農法とゲルソン療法 「私の療法も、1950年ころからどうも効果が上がりにくくなった。 そこで調べてみたら食事療法に使う作物中のミネラル含有量が以前に比べて激減していたり アンバランスになっていたのがわかった。これは化学肥料オンリーの農業に農業が変質したためだ。 農作物はミネラルの豊富な有機農法で栽培しないとガンも治せないし、人間の健康が損なわれてしまう」 (ガン食事療法全書〜徳間書店刊) 8、土といのち(30ページの小冊子。付録 22年前に出版した「土を知る」の付録版。) ① 2002年1月〜12月までに日本病院協会に加盟する2500の病院で 人間ドックと自動化検診で検査を受けた167万人の成果を臨床予防 学委員会で調査したところ、 異常なし 異常は認めるが日常生活に支障のない人 33万7千人 20% 異常あり 133万6千人 80% 今や日本人の大半が「半健康人や病人」である、と言う結果がになりました。 ② 平成5年 北海道 東川町(旭川市近隣) 無加温(−10℃)で ほうれん草が生育し収穫された。甘く 生食できて日持ちがする。 (冷蔵庫内では1月) ビタミン、ミネラルを豊富に含んだ土壌での栽培した結果です。 <コメント> すこし高度な内容も含んでいますが、全くの素人でも現代の日本の農地が化学肥料過多と 微量成分(ミネラルと微生物)不足により、危ない状況にあることが理解できます。特に、 行政が何の対策もとっていないことに対して、強く警告していることが印象に残りました。 「日本食品標準分析表5訂~2000年」で鉄が「Tr」つまり「痕跡程度」と表現されています。 また、私が作成した「食品種類別差額比較表」では、野菜が鉄分の減少化傾向を 明確にを示しています。googleで「鉄 りんご」を検索すると、りんごジュース「毎日ビテツ(美鉄) りんご 」 が検索され、覗いてみると「一缶125mgで一日分の鉄分」(8mg/125ml)とうたっています。 まさか、メーカーが偽りのデータを公表しているとは思えず、かといって科学技術庁が 誤った分析をしたとも思えません。ただ、同庁の専門家が自ら出した分析結果について、 「良い。悪い。」の価値判断を一切していないことに全ての問題が含まれているように思われます。 |
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