超ミネラル水ショップ 読書ノート 日経サイエンス 失われた手足を再生する 2008・7 |
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米日経サイエンス 失われた手足を再生する 2008・7 サンショウウオは失った脚を完全に再生できる。同様の能力は人にも潜在的にあるが、傷を修復する際の環境のちがいがこの可能性を封じているようだ。 K.ムネオカ、M・ハン 、D.M.ガーディナー 1サンショウウオの再生術 切断のような大怪我をしたときの初期反応は、人もサンショウウオも同じだ。しかし、その後の傷を治す戦略は異なる。 人の場合は再生反応は見られないが、複雑な形を再生する能力があることを示す確かな証拠がある。 その能力を発揮する鍵は、サンショウウオの再生過程を明らかにし、それを真似ることだ。 サンショウウオの再生過程 ①傷口の閉鎖~切り株の中の血管が急速に収縮し出血を抑え、皮膚細胞の層が切断面を覆う ②治療の為のシグナル~この傷表皮はAECと呼ばれる一層の細胞層からなる隆起をつくり、他の細胞の行動を支持するシグナルをだす。 線維芽細胞や筋肉細胞は傷の部位へ移動を開始する。 ③胚的な状態に戻る。~傷の部位への移動してきた細胞は特異性が少ない「胚的な細胞」になり、分裂を開始して再生芽とよばれる新しい四肢の芽をつくる。 ④形ができる。~再生芽が成長するにつれ、将来足先になる先端部を含んだ、新しい四肢の輪郭が出来始める。胚的な細胞は増殖し、骨、筋肉、線維芽細胞 に分化することによって、新しい組織を作る。 ⑤膨らませる~輪郭や内部構造が発達するにつれ、切断部位とつま先の間を埋めることによって、四肢は長くなってゆく。 再生がの細胞は胚の肢芽の細胞に対応している。~再生芽から四肢を作る過程は、発生の際に起こる四肢を形成を再現していることを示唆している。 形成の際、両者は同じ遺伝子プログラムを使っている。 人も胚の時四肢を作るので、再生に必要なプログラムは基本的に生体にあるものと考えられる。 従って、切断した四肢に再生芽を誘導する方法を見つけると、人でも再生可能となる。 サンショウウオの四肢の側部に傷をつけ、そこに四肢を再生させることが出来る。これに必要なものは、傷表皮、神経、反対側の線維芽細胞だけである。 しかし、出来た四肢は異常で、四肢の各領域の位置は正常でない。 2、再生には位置情報が重要 切断部の細胞が、四肢全体のどこに自分が位置しているかを”知っている”。この位置情報はさまざまな遺伝子活性の中にコードされている。 これらの過程で、どの遺伝子が働いているかを調べれば、再生を調整している機能を明らかに出来る。 Hox遺伝子群~サンショウウオだけは、特化した組織に分化したときも、その能力を発現する。 脱分化~細胞が成熟した特化した状態から、より初期の胚の状態に戻ることを言うが、そのメカニズムは明らかではない。 3、人の指先の再生能 切断した指先が、消毒して包帯を巻くだけで再生する。 傷口上で皮膚片を縫い合わせるような手術をすると、サンショウウオでも再生しない。 マウスの切断面に再生芽ができる。哺乳類で再生芽を作ること。 4、10年~20年後に人の身体の各部が再生可能になる <コメント> アンドルー・ワイルは20年以上も前に、人は四肢の再生能力を持っている。それを発現させるスイッチを入れることができればよい、と述べました。。 この記事によると、それはあと10~20年後に可能となると言う。20年前にもその研究はされていたので、ワイルの空想的洞察力をほめるべきでは ないのかもしれないが、再生を自然治癒力との関係で論じていることは、やはり優れた科学者と言うべきでしょう。ルルドの泉の奇跡が、 その水と信仰の力で、再生のスイッチが極まれに入ったと考えると、それは唐突無形の奇跡ではないように思えてきます。 |
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