超ミネラル水ショップ 読書ノート 鈴木厚著 日本の医療を問い直す |
|||
|
日本の医療を問い直す 鈴木厚著 190P はじめに 現在の日本は2度目の敗戦。一度目は軍陣による。2度目は官僚による。(象徴的言い方だが、一度目も官僚の責任は重かった。ただ、その責任が問われる 明治官僚体制が温存されてきた。松下) 官僚が支配する日本の医療 診察の値段 入院費用 自己負担の割合 は官僚が決め、全国一律。 初診料は2500円と散発代より安い。再診料は550円とラーメン取りやすい。 薬の使用量、医療機器の認可 病院の人員配置、廊下の幅、ベットの大きさを官僚が決める。 病院は赤字。医療周辺産業は大もうけ 官僚は医療費高騰を煽り不安を与えて、その責任を病院に押し付けている。 マスコミは医療の本質を考えず、医師の悪口をいい、国民の不満を医師に向けさせた。これは、医療の問題を、国民の目からはぐらかすものであった。 患者を優先させる病院が倒産の憂き目に会う。 再診料を590円とするような薄利多売に問題がある。 医療制度はどこに向かっているのか 厚生省の医療費高騰の宣伝を、マスコミが流し、国民は信じ込まされている。しかし、日本の医療費は欧米と比較して高くない。 院外薬局の方が、院内の薬より2倍高い。 マスコミは患者と医師の信頼関係の破壊者である。 国民が求める医療情報を性格に伝えることが、医療人の義務である。このことが、医師と患者の信頼関係を築くのに不可欠である。 国家財政の都合と、医師と患者の信頼関係の欠如は、間違いなく日本の医療を崩壊させる。 Ⅰ、日本の医療費は高いのか。 自己負担比率問題は枝葉。 医療費の総額が高いのや否か、医療費の配分が適切化否か、が本質問題。(もっと本質的問題は、現代の医学そのものが正しか否かを問うべきだ。松下) 国民の不満は、医師の説明不足と長時間待たされること、である。 国民は、医療費が足りないのは医師と病院が設けすぎているから、と言う誤解を抱いているので、議論がかみ合わない。 (その原因を作ったのは他ならぬ過去の医師ではなかったのか。松下) ①誤解されている日本の医療費
高齢化社会到来の為、医旅費は増加しているが、GDP比では先進国中では低い部類に入る。(欧州の7割) 厚生省は医療費が高騰し、危機的状況にある、とマスコミを使って宣伝している。国民、医療機関までがそう思い込んでいるが、厚生省の捏造である。 現在の増加率では将来も低いレベルにある、と予想できる。 日本人の年平均受信回数は20回、欧米では5回、日本人の年平均入院機関は48日、欧米人は10日。だから、外来受信料、入院費用は8倍もの安い。 この安い日本の医療費を抑制することは、狂気の沙汰である。(確実に医療の質を落とす。) 日本人は最高レベルの医療を、最低レベルの費用で受けているが、医療費が高いと思い込まされている。一方、医師も医療機関もこの事実を知らず 劣悪な環境で働かされている。 診療報酬を上げ、医療費の配分変え、患者へのサービスを向上させる必要がある。更に医療従事者の数を増やし、負担を減らす必要がある。 このデータは厚生白書に公表されたものだから、厚生省は情報を公開していないのではなく、目に付きにくくし、マスコミに公開させなくしている。 ②医療環境の国際比較 日本の病院は民宿程度、欧米のは豪華ホテル。 一人当たりのベット数は欧米の2倍、外来患者数も欧米の2倍。医療機関の敷居が低いことが、日本の特徴。その理由は日本の医療費が安いことにある。 欧米では医療費が高くて、受信できない患者が多くいる。風邪、二日酔いで病院に行く、と言う発想そのものがない。日本では薬局の薬より、病院の薬の方が安い。 欧米では、風邪でも一回数万円かかるので、薬局の薬を飲んで、様子を見る。 一人当たりのベットの床面積は米の4分の1。昭和23年に4.3平方メートル、と決められた。 欧米では大部屋、と言う概念がない。個室は日本では1割程度。 重症患者では大部屋で便をする。人前で便をさせる非人道的な病院は欧米にはない。今の医療はこれまでの貧民窟医療の発想から脱していない。 医療サービスの最大の特徴~マンパワーがサービスに直結すること。 一人当たりの日本の医療従事者の数は、欧米の半分以下。 欧米の医師は日本の病院を視察して、医師の働き振りを「クレージー」と言う。 日本の病院は制度上、入院患者一人に一人の看護師、外来では25人に一人の看護師が配属されている。この規則は昭和20年代のものである。 当時は、看護の手間がかからない結核の患者が多かったこと、医療技術が単純で、看護師の仕事量は少なかった。この規則を現在の医療現場に適用することが間違い。医療施設の改善とマンパワーの増員による医療サービスの改善は全て医療費増額で解決する。しかし、議論は医療費抑制の面からだけしかなされていない。 安楽死、脳死、生体肝移植の問題は後回しにしてでも、これらの問題を議論し、実行させるべし。 欧米では病院への寄付を税金の控除として優遇している。 医療費抑制を変えるか、配分方法を変えるか、寄付行為を促進する以外に、方法はない。 福祉制度はどうなっているか?老人ホームのベット数は欧米の2割。これも欧米より劣る。 日本人が世界一の長寿である理由の一つは、周産期死亡率と乳幼児死亡率だ世界一低いことだ。(周産期:妊娠22週以後と出産7日新生児の合計) 小さな病院でもCTなどの高度医療機器を備えている。高度医療機器が医療費のの高騰と無駄を生じさせている、との指摘もあるが国民が受ける恩恵の方が大きい。 最高水準の医療を平等に受けられるが、国民は医療の恩恵を過小評価する体質が染み付いている。安すぎる医療費が、無関心を呼び起こす。 社会的入院は10万人。治療が必要でないが、家族事情などで、入院する。老人ホームなどの福祉制度の劣悪さと、医療費が安いことがその理由。 社会的入院は全医療費の1割、総額2兆円。これは本来福祉で扱うべき。 社会的入院を医療費から差し引くと、医療費の欧米との格差は更に開く。 ③欧米の医療制度 アメリカの大統領がサミットで来日する時、医師、看護師、輸血、救急車まで持ってくる。ドイツ、フランスへ行く時は、決してこのようなことはない。 日本の医療施設を見学する欧米の視察団は、都内の一流病院でさえあまりの貧弱さに驚き、参考にならない、として帰る。 彼らは救急医療が最も大切と考えるが、日本で最も遅れている。 米の医療制度 1、富裕層である6割が民間保険に加入。国の補助はない。経済力に合わせて自由に選択。しかし、日本のように自由に病院を選ぶことが出来ない。保険会社が病院を指定し、更に、治療内容まで制限する。 2、3割に当たる低所得層は国の保険に入る。65歳以上の慢性患者が入るメディーケア、貧困層が入るメディケイドの2種類がある。但し自己負担が2分の1。 3、病院は医療費を自由に設定できる。病院からの請求(ホスピタル・フィー)と医師からの請求(ドクター・フィー)の二通りの請求が来る。 イギリスの制度 日本が目標としている「かかりつけ医制度」が基本。かかりつけ医は住んでる住所の医師に登録。この医師の紹介で大きな病院に行く。この場合は医療費は無料。 日本の医療は平等で良い面があるが、もう少しお金で買える自由を認めるべし。救急医療医は高コストになるので、日本の救急病院では、大学からの研修医でまかなっている。 ④医療費抑制が叫ばれるカラクリ。 医療費の国庫補助(税金からの支出)は医療費の3分の1、3分の2は医療保険と自己負担分。 厚生省は大蔵省に叱られ、国策である医療費削減に躍起になっている。 国民の健康を守る政策は、本来官僚ではなく政治家が作る理念のもとに行いべきである。 保険料の半分は会社負担なので、保険料の引き上げは財界からの反対も強い。 一人当たりの医療費は21万4000円だが、実際の個人の支払いは9万8000円 その差は国庫補助(税金)と会社負担保険料 アメリカは全額会社負担 ⑤現実離れした医療費の将来予想
厚生省の情報操作である。 ここ負担の減額は決定済み。保険料の値上げは不可。 医療機関の取り分を減らす以外にない。 ⑥医療の価値とは 公共事業費は85兆円で、2倍以上 年間レジャー費 72兆円 パチンコ 30兆円 年金 一人平均16万円 米 6万9000円 スウェーデン10万円 日本では年金と医療費は別会計 入院すると貯金が増える 欧米では医療費は年金から支払う。 年金は医療費より6兆円多い。 日本の年金は夫婦別であるが、欧米では減額される。 医療周辺機関への配分が多すぎる。 薬代、検査料に大きく、看護費用、医師の技術料が少なすぎる。 Ⅱ病院冬の時代 ①経営難の病院 統廃合~国立病院が赤字のため 病院は患者が溢れているのに、赤字である。 厚生省は国立病院を黒字にしてから、医療行政を行うべし 8割は私立病院 補助もなく公共的役割を担っている。 ②「3分診療」には理由がある 患者への説明はゼロ円 時間に関係ない診察料金 診察を待つ時間的余裕のあるもの、ない者 金で調整すべし 金銭によって患者に差別すべきでない、と言う伝統的考えは、医療制度の硬直化を招いている。 医療サービスと医療奉仕の相違~感謝の気持ちが必要か否か 世間は病院に医療奉仕を求めているが(そのようなことはない。松下)、報酬のないサービス提供は、従業員の士気の低下を招く。 ③薬価差益の消失 消費税~医療費にかからないが、仕入れ危惧にかかる。~病院負担 1989年薬価差益が1兆3000億円 批判を受ける 差益は殆どない(現在) 明治以前より、「医療は施し」と言う考えがあった。「医師は儲けていけない。」と言う文化があった。診療報酬は薬代と言う名前を変えていた長い時代があった。 医師が金銭に口を出すのは卑しい、と言う文化があった。しかし、この差益があまりに開業医を儲けさせたので、周囲にねたみ生んだ。 病院が薬局を手放したのは、薬価差益がなくなったからである。 本来ならば、薬価差益をなくしたのだから、医療技術料を上げるべきだ。 ④うるおう医療周辺産業
日本に医師の技術料は欧米の2割~医師自体が知らない人が多い 誤診誤診と騒ぐが、医師の技術料は散髪代の半分程度
日本人は薬が好き、と言うが、飲む量は欧米と比較して極端に多いわけではない。 新薬の値段が極端に高い 新薬の3兆円だけ無駄使いしている。その分医療費が高い。 1985年から薬価は下がっているが、全体の薬費用は下がっていない。新薬にシフトしているため。 マスコミは薬漬け、と非難するが、量は多くはなく、高い新薬のが多いため、薬代が高くなるためである。 厚生省が製薬会社に有利な政策で誘導している。 医療費に占める薬代は31% 診察料は10%に満たない。 抗がん剤クレスチンは効果ない、として取り消されたが、1兆円かせいだ。 製薬会社が儲ける理由~厚生省の保護政策~天下り しかし、国際競争力は劣る(世界のトップテンに1社も入っていない。) 日本での新薬の70%は海外で未承認になっている。~輸出できない。 他国で承認されない新薬の割合は、アメリカ8% ドイツ12% イギリス28% で日本は極端に高い。 年間総売り上げ8兆円の内、輸出は2000億円に過ぎない。 医療機器も高い。
医療機器を病院が直接輸入しようとしても、規制が多すぎて不可能。 医療機器メーカー1000社 卸業者2000社 で多すぎる。 Ⅲ、保険医療制度の問題点 何回で解りにくい~官僚、専門家に対する批判の防波堤になってる。 ①保健医療の歴史 江戸時代以前~医療費は個人の負担~庶民は医療にかかれず、「野垂れ死に」であった。 個人開業が殆どで、「病院」がなかった。 小石川養成所が例外的病院 明治時代前後は、平均寿命は変わらなかったので、医療の役割は低かった。 政府は富国強兵から、保健医療に熱心だった。(労働運動を弱める目的もあった) 昭和36年 国民皆保険 出来高払い方式 医師の裁量で治療できるだ、コスト意識が弱くなり、医療費の高騰を招いた。 昭和58年 老人保健法改正 3割を国、自治体が、7割を保険組合が負担 保険組合が赤字になる。 ②医療報酬の査定と支払い拒否 公費(税金)補助が医療費の3割を占める。 このことが大蔵省→厚生省→保険組合→医療機関 へと圧力を生んだ。つまり、医療費の支払い拒否 医療機関が作成するレセプト(明細書)の査定が厳しくなってきた。(実質的にはイジメ) 全支払額の1~3% 査定は基準が曖昧。医療の社会的使命を果たせない。 マスコミはこの<拒否額>を医療側の<不正請求>として批判した。(朝日新聞~医師会の抗議に謝罪したが、国民の脳裏から消えることはない。) 以前は医療側の請求をそのまま支払っていたが、財政悪化と共に拒否が多くなった。 ③医師のジレンマ 保険適用内の治療はありえない。 医師としての裁量権は認めても、支払いは拒否する。 メソトレキサートは慢性関節リュウマチには世界では第一選択薬だが、保険適用薬ではない。 最新の治療には認められない。 行政は意にそぐわない医療機関を行政指導で締め上げている。 富山の開業医が保健指導の恫喝によって自殺した。官僚は保健医療の匙加減によって、医療機関を支配している。 Ⅳ、医療における官僚絶対主義 ①無責任に作られる政策 ②統制医療 規制緩和が叫ばれる中で、医療の規制緩和の声は起きない。 中医協は支払い側4、診療側4 一般2 で構成されているが、診療側以外は全て厚生省側の人間、更に、診療側の人間は医師会の人間だから開業医の利益を代表している。 医療費は病院が7割、診療所(開業医)が3割。しかし、病院の代表は中医協にはいない。 支払い側~大企業経営者、労働組合、保険組合で構成されている。(医療費抑制の集団~厚生省と同じ立場) 医療経済は統制経済である。1000ある製薬会社の倒産はない。利益率は15%と高い。 官僚の天下り先となっている。 厚生省権限~保険医取り消し ③医薬分業のねらい 院外薬局は院内薬局より1割高い。薬剤師が薬をチェックする。薬づけを抑制する は後でつけたこじつけ。 薬剤師会の圧力と、薬価差益が少なくなった医療側のしわくが一致しただけ。 医師の診察技術料より、院外薬剤師の技術料が高く設定されている。 Ⅴ、医療をとりまく文化 ①薬を投与する医師の心理 儲けを意識して薬、検査の過剰ではなく、医師の善意、あるいは、自己防衛のためである。 風邪に抗生物質を投与するのは、肺炎であった場合の医師の恐怖心を抑えるためである。解熱剤は、よく効くことを医師が知っているためである。 医師には治療方法は薬しかない。(代替医療を使いべし。~統合医療へ 松下) 日本人の薬の量が欧米より多くはない~薬の価格が1.5倍 医療費が半分 従って医療費に占める薬代が3割でも、量は同じ~ ②検査をする医師の心理 誤診を恐れる。 人間ドックで健康人が多くの検査を受けるのが正当化されるのであれば、自覚症状のある患者に多くの検査をするのは正当化されるべきである。 医師の過剰検査を批判すののであれば、患者ははっきりと検査に対して意思表示すべし。医療訴訟もやめるべし。~どこか変(松下) 生半可な知識のを持つ患者が多い。 ③医師を訴える社会 医師が誤診を恐れるのは医療訴訟を恐れるためである。~過剰検査 年間、3000件 (30年代にはなかた) アメリカでは医師の収入の3割が医療事故の保険収入になっている。~道路に人が倒れていても助けてはいけない。(扮し危うきに近寄らず) 開業医100人が訴えられるのは1年間に1.5人(日本)、10人(米) 後ろ向きの医療が多くなる。 カルテが詳細になった~裁判に備えるためである。~医師が多忙になる。 ④医学部教育の問題点。 医学は進歩しても、医療は進歩していない。~医学中心から患者中心の医療へ。 知識の詰め込みすぎ。~患者を見ず、病気を見る。 薬理学の講義はあっても、薬の処方の仕方 薬の飲み合わせに関する講義はない。 教授は患者に処方箋を書いたことはない。ねずみの薬学ばかりの講義。 卒業後2年間の研修~病院は安い労働力と捕らえ、研修はおろそか。 大学は研究が目的なので、臨床でも検査が多い。 ⑤医療効率と経済性 「検査や治療に要する費用」と「患者の利益」とのバランスを考える医師を育てる。 今の医師は最高の材料で、最高の治療を目指している~膨大な無駄が発生 心筋梗塞薬~メバチロン~1240億円/年 売り上げ 100万人に100が心筋梗塞(飲まない場合~100万人に120人が心筋梗塞) タバコを止めた人にその金額を奨励金として与えた方が遥かに有効 薬は一人でも効果があれば認可され、全員に投与されることが奨励されてきた。しかし、薬の値段が臨床的に適正かどうかは検討されてこなかった。 無効なクレスチンは1兆円売り上げて、認可が取り消された。10億円なら文句を言うつもりはない。 1種類の薬には量の上限があるが、種類の量に制限はない。複数種の薬の効果の研究は殆どない。 8種類以上の投与は1割費用を1割減額(病院の売り上げが減る) 医療問題を経済的な観点から論じる専門家は日本にはいない~医療経済学はこれに当たらないのだろうか(松下) ⑥予防医学の効用 予防医学の始まりは、感染症に対するワクチン効果であった。 理論上は正しくても、実際はうまく行かない。ワクチン以外に実証例はない。(現在医学の枠内で考えるからこうなる。代替医療まで広げる。超ミネラル水を飲む 立派な予防になる。松下。) βカロチン、ビタミンE投与の抗がん効果の易学的実験(フィンランドからの報告)~投与者の方が罹患率が高かった。 心筋梗塞に予防的に抗不整脈剤を投与したが、予後が帰って悪かった。 北欧からの報告~毎年健康診断を受けたグループんのほうが、そうでないグループより寿命が短かった。 平成4年つ7ベルクリン反応が養成の児童100万人にレントゲン検査を行い、10人の結核患者を発見~愚かな検査~結核は不治の病でない。発見者数が少なすぎる レントゲン曝露は発癌要因~その原因は結核医療者の失地回復。検査機関の営利目的。 学校での心電図、骨密度の測定~子供の健康を人質にした金儲けと学校側のアリバイつくり。 人間ドッグ~病院の赤字の穴埋めに利用されている。人間ドックの無効性に医師は口をつぐんでいる。医師はドックを受けない。 ⑦出来高払いと定額払い 出来高払い~未熟な医師ほど一人当たりの売り上げが多くなる。 定額方式~病名ごとにか価格が一定(検査、治療費を含む)~無駄な検査、治療がなくなる。手抜き治療の可能性。医療費がかかりそうな患者を追い出そうとする。 健康人に虚偽の病名をつけて、治療する。 「定額」を厚生省が決定することが問題。~政策目的で医療行為が捻じ曲げられる。 不埒な患者、医師対策として、定額医療導入が進む~これは嘘。医療費抑制が目的だろう(松下) 厚生省はエイズ患者の発生原因は非加熱製剤であったのに、高校生にコンドームを配布した。 マスコミは厚生省の”大本営”である。一部の医師の不祥事を医師全体が悪いかのように報道した。 医師と医療の真実を伝えず、医師と患者の信頼関係を壊そうとしている。 マスコミに安い料金で、安易に登場する医師も多い。 多くの医師はまじめに働き、日常生活におわれて、医療の機器さえわからない。(そこが問題だ。松下) Ⅵ、医療を正しく理解するために 医師への患者に対する接し方は、教育され改善しているが、患者はマスコミ情報に踊らされて、不信感がある。(そんなことはない。医師も旧態依然である。松下。) ①限られた医療費をどう使うか。 国全体として医療を考える時は、生命至上主義に、町内会などの小さな集団レベルでは生命至上主義と生命現実主義が共に考慮されて考えられる。 この違いは、大集団になれば、一人ひとりが自分の費用として実感できないために、理想主義になり、小集団では一人ひとりが自分の費用を実感できるため、 医学の進歩(印象的には)~心筋梗塞 10年前 一年生存率90% 医療費10 現在(1998年) 一年生存率99% 医療費100 ②癌の告知 末期がんは告知しない。その他は告知する。 がん患者の半数以上は手遅れで入院してくる。告知する間もなく死亡する。 終末医療を行うほうが医師としては精神的に楽。 ③臓器移植 腎不全は昔は不治の病であった。現在は血液透析、移植。 移植待機者~15000人 平成7年 160件 遅々として進まず。 透析費用 600万円/年・一人 心臓移植~3000万円かかる。 ④病気の多様性と不確実異性 ウイルスに感染する人としない人~免疫力で説明できない。末期がん患者が風邪を引きやすいことはない。 医学データは意外に少ない。治療は医師の個人的経験による場合が多い。 医療のエヴィデンスは非常に狭い部分で成り立つ。 ⑤医師は説明不足か 厚生省が言うほど医師過剰ではない。医師の仕事量が増えている。 ⑥インフォームドコンセント 医療の主役は患者 豊富な情報を患者に提供しても、正確な選択をするとは限らない。 治療、検査』情報はいたずらに恐怖心をあおる。 医師の腕前はインフォームされない ⑦医師と言う職業に対する誤解 ⑧臨床医としての主張 おわりに <コメント> 医師は悪くない、悪いのは官僚とマスコミだ、との主張です。確かにそうなのでしょう。しかし、医師の責任も免れないと思います。 わたしの個人的な経験でも、医師の対して良い印象を抱いたことはありません。また、武見時代の「欲張り村の村長」のイメージを、国民は払拭できていません。 また、別の観点から言いますと、医師のあまりの体制順応意識、自己保身根性の強さです。著者は当直医が夜勤明け後、そのまま通して勤務についている医師 を、一生懸命やっている、と評価していますが、これは医師以前に、人としての権利意識の欠如を表しています。更に言えば、その当然の権利意識を行動に表さない 体制順応意識が問題です。過労で自殺も、決してその個人の死について、とやかく言うべきでないし、過労が原因と断定できるわけでもありませんが、 この著書の内容から判断する限り、人として権利意識の欠如が、そのような結果を生んでいるような気がします。 著者の主張は概ね理解できるとしても、この著作が現実の医療改革に影響を与えたとは思えません。更に、著者は現代医学を前提に思考していますが そこを疑い、ミネラル不足の現代人、現代医療を止揚する統合医療に到達して欲しいものです。これが鍵です。 超ミネラル水を一度是非お試しいただきたく思います。 |
|||
|
|||