超ミネラル水ショップ 読書ノート 上野圭一 聖なる自然治癒力 |
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上野圭一 聖なる自然治癒力 (1997年 238P) 序文 アンドルー・ワイル 日本ではアメリカ、ドイツほど代替医学に対する意識は高くない。その原因は、日本の既成医学会の権威主義 Ⅰ「癒える力」の不思議 1、からだとこころの交流 ①母への手紙 ②家族の治癒力 難病治癒の条件~本人と家族が希望を持っていること。(ヒーリングファミリー) 健康な家族の条件 ・それぞれ自分の責任を持っている ・メンバーのだれかにリーダーシップがある ・家族の外の世界とかかわっている ・それぞれ自立している。 ・それぞれ自分の意見を言える ・感情を表に表すことができる。 ・葛藤を解決する知恵がある ・患者に対する共感がある ・互いに打ち解け親密である ③子供の生きようとする力 ルーマニア、チャウシェスク体制化で生まれたエイズの子供たちを、生薬で治療する。成果があったにもかかわらず、日本の医学会で認められず。 谷美智士医師 ダウン症の子供を引き取り育てるアメリカ人~子供の生きようとする力 ④絶妙な自然の働き ⑤楽天家ほど良く治る。 難病を克服した人を探す~担当医に尋ねる。担当医の上司に尋ねる。患者会にたずねる。 ネットで探す ⑥砂漠のナチュラルライフ アメリカ・ホリスティック医学協議会年次総会に出席 ワイル~エネルギー医学の将来 人体をエネルギーの場として考え、エネルギーの流れの乱れを診断基準として それを調整することによって治療する。 「変化こそ生命の本質であり、からだは想像を絶するほど複雑な無数の局面において、常に変化を強いられる。平衡が破られた期間、それが、 <相対的に健康>と言う二つの山の期間にはさまれた<相対的に病気>という谷の期間なのだ。相対界においては、 完全な健康はありえない」(「人はなぜ治るか」より) 2、冷たい現代医学 ①治癒なき西洋医学 治癒系を認めない~旧約聖書~自然を従わせる 体の内部にだけでなく、外界にまで視線を伸ばさない限り、システムの全体像が見えてこない~現在の科学力を超えている。 ②健やかな生、穏やかな死 血圧や血液値などの数値が「正常値」からどれだけ外れているか、を基準にした診断と治療が患者の幸福に寄与しないことに、 現代医学は気付き始めた~QOL ・治療費が高い ・苦痛が大きい ・治療成果も思わしくない・高額な医療機器の導入は、病院の経営を圧迫している。 QOLを考えた時、その先のQODを考えざるをえない。 レベルの高いQOLはレベルの高いQODがあって、可能になる。(健やかな生には、穏やかな死が含まれている) ③逸見正孝さんの闘い 日本の臨床試験は、データー収集も解析も第三者ではなく、全て医師自身が行う。~試験結果の質が高くない。~日本医学会の閉鎖性を現している。 病院内、外の多くの異なった意見をオープンに交換して、その結果を患者自身にも伝えるべし。 ④他人事でない薬害事件 和解、と言う形で、金で解決したことは「悲劇」~国、製薬会社、医師は責任を取っていない。 実績が良い、安全が保障されている薬以外、飲まないこと。 「もし先生が同じ病気ならこの薬を飲みますか」と医師の目を見て質問すること。 動揺があれば、セカンドオピニオンをさがすこと。 3、信じようと信じまいと ①ベビー・サントスの心霊術~目に見えないある種のエネルギーが目に見える物質に添加する。 ②韓国ハレルヤ祈祷院にて ③ルルドの奇跡の泉 浦尾医師「介助する側とされる側といった区別もなければ、死を間近にした患者を病院の重症部屋にとじこっめるのではなく、担架でで聖地まで運び込む人たち、いずれもみなおなじ立場で無心に神に帰依する姿に感動をおぼえた。これこそが医学の原点であり、人間の本来の姿ではないだろうか。」 ④シャーマンとドラッグ文化 4、西洋医学と東洋医学 ①見えないからだ 経絡~気の通路~目には見えない 著者がこのエネルギーを感じることが出来るようになったのは、鍼灸学校を卒業して数年後のこと。 中医~気の体 肉の体 気の体に働きかけることにより、肉の体を治す。 ②大地に寝そべる。 漢方思之塾 「天地人一体法」 ③アジアの伝統医学 1994年 東京 「国際アジア伝統医学大会」 ターミナルケアー~人生の終末期における身体、精神、霊性の癒し 根源的命~宇宙意思の素子が集まり、肉体が出来る~山下医師 晩年になったら、俗世を離れ、人里はなれたところで余生を送る。 現代の智の領域は、「科学」「宗教」「代替知」があり、伝統医学は「代替知」の一つとして評価される。 ④「代替医療」を見直す 60年代の価値観の根底的見直しが医療にも及んだ。 ・健康とは病気でない状態ではなく、与えられた生命の十分な開花のこと ・病気は運が悪くてなるものではなく、その人の生き方に無理があること ・従って、治療の主体は患者本人であり、患者が生き方を改めることによって、「癒える力」を高めることが原則であるが、 病状によっては専門家の助力を必要とする場合もある。その場合でも、西洋医学ばかりでなく、多種多様な選択肢から最適の専門家を選ぶべきである。 ⇒医療の多元主義。 代替医療の共通点~「自然治癒力」の発動を最優先する。~自然の法則に合った方法~エコロジカル名方法 がんは全身病である。 代替医療が効果を発揮する条件~「患者がその治療法と、それを用いる治療家を無意識のレベルに届くまで信じること」 5、動物と暮らす ①老犬の死 ②ぺっトにも自然療法を~安易に専門家に任せず、自然に任せた生活をさせる。 ③イルカと自閉症児 「エコー・ロケーション(超音波を発して状況を読むこと)」相手を認識する。相手が弱く安全な存在であることをしると、ひたすら一緒に遊ぶ。 動物の感情が発する波動を感じ取る。 内臓の様子も感知する。 遊びとは、生命の純粋な発動。 ④クラゲフリーク~有性生殖 無性生殖 動物では珍しい プランクトンの仲間 クラゲには脳がない~しかし、意思があるように感ぜられる。 6、こころの旅人 ①リリー博士との1日 異種間コミュニケーションのパイオニア 「意識」とは何か? 実験タンク内の意識~時空を超えて自在に好きなところへ移動する。 地球偶然制御局~ECCD 質問~クォークより小さい物質はあるか? リリー~ある。観測機器の問題だ 質問~意識の構造は? リリー~低い自我 中間の自我 上位自我 超自我 質問~現在の関心事は? リリーアイソレケーション・タンク(感覚遮断タンク) ケタミン(ビタミンK) 質問~人類が再び水に戻ることは? リリー~ノー ②ラム・ダスとの再開 「ビー ヒアー ナウ」 ③こころの旅 ④台湾の老人たち ⑤おじさんたちの休暇 体に対する刺激水準が感覚の閾値をこえると、人は意識が変容し、それまで「これが世界だ」と感じていた「世界」そのものが姿を消し、もうひとつの世界が 現れる。 Ⅱ もうひとつの真実 7、聖なる自然治癒力 ①再び父と母のこと ②がんと現代病 配偶者の死は人間が経験する最も大きなストレス。 愛する人を失った直後にがんの発病を見るケースが多い。 ③医者が包帯し、神が癒したもう 免疫とか創傷治癒のプロセスについては詳細な研究がなされていますが、治癒そのもののダイナミズムや治癒と心理との関係、 治癒と環境変化との関係といったもんだいは科学としての現代医学の盲点になっている。 現代医学には自然治癒力に相当する言葉がない。 体温が2℃上昇すると免疫細胞の主役であるT細胞の数が10倍以上ふえ、3,4℃上昇すればインターフェロンの働きが倍増する。 近代医学の開祖~バラケルスス~「医者は自然の僕であり、主人ではない」 イヴァン・イリイチ~19世紀末にコレラ、チフス・破傷風、ジフテリア、百日咳などが激減したのは、血清やワクチンのおかげと言うよりも 下水道設備、汚水処理、食物と水の供給確保など、公衆衛生意識の普及によって環境が整い、人々の抵抗力、自然治癒力が強くなったためである。 ・医療費が高騰~毎年1兆円増加 ・ウイルス性急性感染症、栄養、代謝疾患、慢性変性疾患、アレルギーや自己免疫疾患、がん、心身症、精神病を治療できない ・医師のモラルの低下 8、もうひとつの「からだ」 ①超能力的なもの ・体外離脱現象~「意識が体内から抜けだした感じ」の体験 「肉体から離脱しても独特の透明な体があった」 妄想、幻覚か? ・サイキック・ヒーリング(心霊治療)~遠離治療 心霊手術 悪魔祓い ・フェイス・ヒーリング(信仰治療) ・ESP (感覚外知覚)~透視 予知 テレパシー ・PK(念力)~精神の力が物質に影響を与える。 ②気のからだと微細身 ツボ、経絡~物質構造として取り出すことは出来ない。 「蒙昧」な古代人の想像の産物ではない。その治療効果は科学的に立証されている。 「気のからだ」~非物質的・エネルギー的な構造物 天人合一思想~大宇宙と小宇宙(人)は繋がっている。 「気が集まれば生となり、気が散ずれば死となる。」 「気が乱れれば病気となり、気が整えば健康となる。」 鍼灸、気功、生薬などによって、「気の体」に干渉し、「気」の乱れを調整することによって間接的に肉体に影響をあたえ、肉体の症状の改善を期待する。 ③超能力の謎解き 臨死体験は強烈な意識変容をともなうために「気のからだ」が肉体から離れやすい状態にあり、人はそれを「体外離脱」として経験する。 離脱体験者が経験する「独特の透明なからだ」こそ「気のからだ」のひとつ。 ④生命場としての「気のからだ」 中医学における「気のからだ」~精のからだ ~気のからだ~「経絡」「経穴」はここに存在 「精のからだ」より微細(大きくくくられる「気のからだ」から3分類されたうちの一つ ~神のからだ~より根源的な最小の波動エネルギー 帯津医師の説明~臓器と臓器の間には隙間(空間)がある。細胞と細胞の間にも隙間(空間)がある。この隙間は単なる空間ではなく、ある物理量を含む 「場」のような働きをしている。姓名の最大の特徴である「秩序性を高める」働きをこの「場」で行っている。メスで損傷した傷が癒えるのは 秩序性が高まる方向に働く「場」の働きによる。 この物理量=「場」=「気」~外界の場と交流し、大自然(大宇宙)の場と繋がっている。 体内における気場・生命場の秩序の歪みが病気の原因であり、秩序が高まった状態が「健康」~現在科学では解明されていない。 病気を癒す五つの方法~「こころ」「呼吸」「気功」「食事」「人間関係」 「死後生存の可能性」 「もうひとつのからだ」の存在を確信するには信念体系の根本的な変更を必要とする。 9、「治癒系」の発見 ①医学の教科書にない「治癒系」 ノーマン・カズンズ(精神神経免疫学の創始者)~「現代の医学と人間の知識はまだまだ不十分であり、病気に関連する要因の全てを特定することは到底出来ない。 それと同様、からだにそなわった治癒系の仕組みについてもほとんどわかっていない。しかし、その中で一つだけ はっきりしていることがある。それは、治癒系はどこかひとつの臓器だけと関わりを持っているのではなく、体全体 の働きと関連していることである。」 「ところが、治癒系をそのようなものとして正しく扱っている医学教科書は見当たらない。例えば、索引を見ても、 消化系、循環系、自律神経系などとならんで、「治癒系」が出ているわけではない。治癒系があるとしても、それは 単に免疫系の別名と考えられているに過ぎない。だが、免疫系は、骨折や外傷に伴う感染を防ごうとするが、 折れた骨を修復したり、傷口をふさいだりはしない。一方、治癒系は、免疫系のような防御的役割に加えて、回復、 修復に関する機能の全てを監修する役割を担っている。」 近代医学は病気と死を敵視する~攻撃的な治療法が生まれた。 このような背景により、自然そのものである治癒の本質を追及しようとする姿勢が生まれなかった。 ②治癒系のメカニズム ワイルの著書より(癒す心。治る力) 「長い人間の歴史の大部分で、医師なしでやってきた。」「種の生存そのものの中に治癒のシステムが組み込まれている」 分子レベル~破損したDNAの修復 DNAの自己修復メカニズムは、大腸菌のような、免疫系もなければ、脳からのメッセージを伝える神経もない「原始的」な生き物にも備わっている。 治癒系は免疫系や脳神経系より古い「進化における必然性」の産物である。 細胞レベルの自己修復メカニズム。~「損傷の認識」「損傷部位の除去」「無傷の細胞との置換」というプロセスを経る 組織レベル 器官レベル ・治癒は生命に固有の力であり、生命は自己修復のための情報を完備している ・治癒系は絶えず作動し、常に待機している。 ・治癒は自発的であり、損傷の発生自体が自動的に自己修復過程を活性化させる。 ・治癒系には診断能力があり、損傷を認識することが出来る。 ・治癒系には治癒能力があり、損傷部位を正常組織と置換することが出来る。 ③こころの治癒系 「悲しむことそれ自体が治癒の変種であり、治癒系の作用なのだ。」 悲嘆のプロセス ・拒絶~天然の麻酔薬~「まさかこんなことが起こるはずがない。」 ・怒り~けがの痛みと出血が引いたあとにくる炎症反応になぞらえることが出来る。~「なぜ、よりによって、このわたしに?」 ・願望幻想~「わたしがもっとましな母親だったら、こんなことはおこらなかったのに」 ・抑うつ~「病気のように見えるが、実際は悲嘆のプロセスの進んだ段階」~「もうだめだ、やってゆけない」 「無意識のうちに喪失を受容し、死んだものをいき返させるという幻想を手放したことを表している」 その受容が意識化されたときに悲しみは終わり、喪失体験を我が物として、感情は再び平常にもどる。 この感情のプロセスの完成の運動を楽にさせるのがセラピストの仕事である。 Ⅲ、究極の癒しとしての死 10、人生の入り口と出口について ①医療「人情」論 ホリスティック医山下医師~死に方について徹底的に話し合い、「自分で治っていきや」と励ます。 下痢の場合は下痢止めを処方せず、反対に温和な下痢を処方する。体は下痢することにより治ろうとしているのだから その自然の働きを止めてはならない。 人には自然治癒力があり、其れが活性化したときは治るが、活性化しないときは治らない。 なるべくしてなった病気が治るには、生き方を変えるしかない。 「なんとかして確かって欲しい」という「人情」は医療のである。 ②土日ベビーは希少価値 日本母性保護医協会~「計画分娩」を是認、積極的に推進~陣痛促進剤の摂取~命を人為的にコントロールしている。 ③開けられた「パンドラの箱」~体外受精出産~150000人 顕微鏡受精~1000人 遺伝子工学と人口生殖の技術が結びつけば、受精卵レベルでの人間の「品種改良」が可能になる。 青木弥生~欲望が技術を生み、技術が欲望を生む、と言う現代の「進歩の法則」の対象が、物ではなく生命であることが、根本矛盾である。 ④誠実な伴侶、死 ⑤東西の身体観のギャップ 死~呼吸停止、心臓停止 瞳孔が開く 現代西洋医学~いのちの人為的操作を当然視する。 脳死~移植手術~一人から70個のパーツを取れる。 生殖医療、移植医療は欧米人の身体観に基づけば当然の帰結である。(人体は自然を支配させるために唯一神が造った霊魂の容器である) 脳死臨調~「脳死は人の死である」と認めていても、日本の脳外科医は、脳死判定後の人工呼吸器の取り外しには消極的である。~脳死は人の死ではない 医療の原点は人情であるとしたら、文化によて異なるのは当然である。 アメリカ~人体を資源ととらえる。 フランス~人体を公共財ととらえる。 ⑥医療従事者の不幸 アメリカ、ペンシルベニアの女性が24歳で死を選ぶ。~心臓移植手術うを受け、一生服用しなければならない免疫抑制剤を買う資金(10万円/月)の調達に疲れた。 11、大肯定の思想 ①生と死と死後の自己決定 ・東洋医療をはじめとする代替医療を選択する人が増えてきた。 ・入院しても「リビングウイル」を表明する人が増えてきた。(意識がはっきりしているうちに、過度の延命治療を拒否し、自然死を選ぶこと) 「私の起源」である「自然」を信じ、その手にゆだねようとした人たち 命を他人任せにしてはいけない。 ②クオリティー・オブ・デス QOLはQODが不可欠。~おののく自分を受け入れ「これでよいのだ」と大きく肯定すること。 ③誕生と死は便宜的な切れ目 臨死体験~幻覚説 妄想説 「あの体験をしてから、いのちの大切さを痛感し、一日一日を大切に生きるようになった。」 自殺未遂の人は、再度試みる人が多いが、そのとき、臨死体験をした人は、試みる人は少ない。 「覚醒者」「ビジョンを見た人」「強烈な変性意識を経験した人」~・死は終わりでない。 ・自分は「自分よりはるかに大きな存在」の一部であることが解った。 私たちは宇宙とは切り離されていると思っているが、これらの人たちは、自分と宇宙とのつながりを感じている。 誕生、死は宇宙の運動のプロセスの一つに過ぎない。 生きることは宇宙の運動の一部であり、死もそうである。 肉体の衰えと共に、健康と長寿と言う価値を断念し、死と共存できるようになる。 ④自己実現の為の養生 あとがき <コメント> 「宇宙との一体感」「心霊治療」「信仰治療」「臨死体験」等は、私たちの日常感覚からは計り知れませんが、「気」と言うことはなんとなく意識している のではないでしょうか。これらが科学的に認められなければ、大方の人に認められることはないと思います。しかし、現代医学の生命観の欠点に対しても 次第に気付く人々が多くなってきました。 QOLを考える時、QODは不可欠、と言う指摘は大切なことと思いました。 医療の原点は「人情」と言う指摘も、シンプルで全ての人に納得できるのではないでしょうか。大切なことです。 08・5・31 |
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