超ミネラル水ショップ  読書ノート  米山公啓著  「自然治癒力のミステリー」(1997年 1版 214P) 

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米山公啓著  「自然治癒力のミステリー」(1997年 1版 214P) 

プロローグ~自然治癒力と体内物質のミステリーを解く

1993年アメリカ・ノエティック・サイエンス研究所出版~「自然退縮」誌、腫瘍の自然退縮1051例中216例が癌

脳卒中で寝たきりの人が、リハビリで奇跡的に歩けるようになることは、時々ある。(著者の勤める病院での観察)

自然治癒力を化学反応として捕らえること。

がん抑制遺伝子が存在する。

極微量でさまざまな働きをする体内物質の作用を知ることは、宇宙のあり方を知ることである。

1、心とからだをつなぐ物質

第一話

①心と体をつなぐ物質とは?

こころと体は繋がっている。

体系と病気との関係はある。

心と体をつなぐルート~神経

神経細胞は一日に5万個死んでいる。再生はしない。膨大な数の神経細胞があるので、さしあたり、弊害はない。

神経細胞は単一では減少するが、樹状突起でネットワークをつくって、その密度を増やしている。(発展する)

感覚神経

運動神経

自律神経

自律神経失調症~交感神経と副交感神経がインバランス

・情報の「乗り換え」をするし神経伝達物質

シナプスと他の細胞のシナプスの間隙(5万分の1ミリ)で物質ののやり取りをする。(このような中継地点を経由する理由は直線的に直接情報を伝達しないのは、

他の多くの情報を途中で取り入れるためである。)

ノルアドレナリン、アドレナリン・「脳内麻薬」の発見物語

モルフィネの強い効果~脳の中にその受容体があるはずだ、と考え研究が開始された。

ナロキソンが脳のモルフィネ受容体に入り込んで、モルフィネは効果を発揮しない。

モルフィネ受容体に結合する麻薬様物質を脳自身が造っているのではないかと、考えられた。

1975年モルフィネと同じ作用をするエンヶファリンが発見された。

ラクダが過酷な環境で働ける~エンヶファリンと似た物質が発見された。~エンドルフィンと命名された。

ストレスが罹ると、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)とエンドルフィンが分泌される。

・もう一つのルート「ホルモン」

1903年セクレチン発見(最初のホルモン)~十二指腸から血液が分泌され、膵臓に働きかけて膵液を出すように作用する。

ホルモン(刺激する)血液を介してある臓器から特別なぶっしつを出す作用のあるもの。

上中啓三~副腎髄質から抽出した物質の純粋結晶化に成功~アドレナリンと命名(高嶺譲吉)

・なぜ、肝臓移植で正確が変わったか。

アドレナリンは交感神経に作用する神経伝達物質であることが解明された。

アドレナリンの神経伝達物質は同じものであり、使われる場所や使われ方の違いである。

こころは脳にある→心は肝臓にある(肝臓移植をすると性格が変わる。自分でないような気がする)~新谷「病気にならない生き方」Ⅱにある、心臓移植により

                                                            情報が伝達される、と関係があるのか?(松下記)

神経伝達物質の一部は肝臓で作られる。神経伝達物質の組み合わせが性格をつくっている。神経伝達物質を分泌している場所が性格をつくっている。

心は脳だけでつくられない。

・こころは全身にあるのかもしれない。

神経細胞の中にある微小管という管の中で起こる物理的な変化が心の元である(量子理論)

(神経細胞の情報交換が記憶や性格と関係している、と言う従来の考えと異なる)

スキーでの骨折で、落ち込むのは、骨折した部分の心が変化したためである。~デカルトの誤り

心と体はどのような物質によって繋がっているか~それらの物質は、自然治癒力の構成要素である。これらの不思議な物質のミステリーを解き、その活用法を知った時

                              自然治癒力は増す。

■ からだと体内物質の不思議

脳神経細胞のアポトーシス

アポトーシスをコントロールする遺伝子の一部が遺伝性アルツハイマー病遺伝子とほぼ完全に一致する。

2、アドレナリンはいきいきと生きる原動力

脳幹~ノルアドレナリン(アドレナリンの前駆物質)を神経伝達物質として使う、脳神経細胞の塊(延髄、橋からなる)

ストレスはノルアドレナリンを増やす。

・からだのゆらぎは適応能力のもと

糖尿病で合併症が出た場合、血圧、脈拍の揺らぎはなくなる

自律神経障害の場合も、これらの揺らぎはなくなる。

一定の範囲以内の揺らぎの継続~恒常性

自然の風は一定のリズムがある。~ここちよさ~水や大地にもこの揺らぎがある→身体にも揺らぎがあってあたりあえ。

この揺らぎは何のためにあるか~何かあったとき、からだが素早く対処できるから。

アドレナリンは揺らぎを作り出す原動力かもしれない。

・アドレナリンの分泌をコントロールする方法

自律訓練法(心理療法)

「気持ちが落ち着いている」→1、筋肉の緊張が取れて、ダラーンとして、手足が自然に重くなってくるようにイメージする。

                  2、手足が暖かいとイメージする。

                  3、心臓が静かに脈打っているようにイメージする

                  4、楽な呼吸をしているようにイメージする。

                  5、胃の辺りが温かい、とイメージする。

                  6、額の辺りが気持ちよく涼しいとイメージする。

これを1セット3~4分、一日に2、3回繰り返す。

3、うつ状態を改善し、免疫力を高める”副腎皮質ホルモン”

・魔法の薬、副腎皮質ホルモン(ステロイド)

※医学的発見~今までだれもが見てきたことを、突然だれかが気付く。大発見のヒントは日常のありふれた診療の中にある。

1941年アメリカ人医師・ヘンチ

リウマチの患者~黄疸にかかると症状がよくなる。妊娠すると軽くなる。~胆汁の中にコレステロールと似た副腎皮質ホルモンを発見した。

副腎皮質ホルモンを投与したが、効果はなかった。

1948年量産が可能になり、大量に投与したら効果があった。

膠原病、関節痛、アレルギー、喘息、皮膚炎、心停止、呼吸停止に効果あり。→副作用の問題あり(松下記)

・副腎皮質ホルモンは心に働きかける

1960年頃、うつ病になると、血中の副腎皮質ホルモンが高くなることが注目された。

多量の副腎皮質ホルモンは胃潰瘍をつくる。

・うつ病に効果があった結核の薬。

人間の気分が脳の中の物質の量で決まる。

・免疫力を左右する副腎皮質ホルモン

適量の副腎皮質ホルモンは免疫力を高める。過剰、過少の場合は免疫力を抑制する。

・副腎皮質ホルモンをうまく引き出す方法

・自殺とコレステロールの関係

コレステロールが少ないと殺人事件や交通事故を起こしやすくなる。

総コレステロールが低いと肉体的、社会的活性が低くなる。~総コレステロールを低めれば健康とは言えない。

4、脳内モルフィネは難関を乗り越える活力剤

・脳内モルフィネが必要なわけ

神経細胞が他の神経細胞に情報をを伝える時、情報交換に用いられる神経伝達物質を抑制する。

脳の中で起こることはからだのあらゆる部位で起きている。心は脳の中だけでは収まりきらない~脳死=人の死ではない(松下記)

脳内モルフィネは進化の過程で、動物に受け継がれてきた。

トカゲが尻尾を切って、逃げる時脳内モルフィネを分泌して痛みを除く。(逃げるのに支障がないように、痛みを除く)

・脳内モルフィネは行動を促す快感システム

「尊敬を勝ち取りたい」~研究者が研究に駆り立てる動機

自己満足とその快感~満ち潮体験

・脳内モルフィネを上手に利用する方法

脳内モルフィネの快感を得たくて、あらゆ困難にも関わらず、努力する。

Ⅱ老化を防ぎ、やる気を作る物質

第二話 記憶の誤算

1、脳の働きは変えられる。

①脳神経をよみがえらせる方法があった

動物の脳神経細胞を取り出して、そこへ神経成長因子(たんぱく質)を入れると、脳神経細胞が突起を伸ばしことが発見された。

神経幹細胞(神経細胞を作る基になる細胞)を人工的に脳神経細胞に作り変える(まだ出来ない)

骨髄の造血幹細胞へ遺伝子を注入して、血液を造る治療は臨床段階にある。

大人の脳にも脳神経幹細胞が残っている。

②神経成長因子を活性化する方法

③慢性関節リウマチの患者にボケが少ない理由

アルツハイマー型痴呆が少ない。

非ステロイド性抗炎症剤(痛み止め)の炎症防止作用が影響している

2、若返り物質ーメラトニン

①人間の体にいらないものはない。

松果体、胸腺、盲腸(リンパ球がぎっしり詰まっている)

右前頭葉(サイレントエリア)~血管がつまって脳梗塞を起こしても症状は出ない。~現在はわからなくても、何らかの役割があるにちがない。

②知られていないメラトニンの効能

睡眠と関係し、体をリラックスさせる。

夜に濃度があがる。

③アルツハイマーとメラトニン・リズム

④メラトニンの作用で若返る。

抗酸化作用の可能性

⑤メラトニンを増やす方法

たばこ、酒、カフェイン、アスピリン、βーブロッカー~メラトニンを減らす

日光(目からの日光、朝日)、きゅうり、トマト、バナナ、大豆、納豆

⑥老化防止の決め手は過食か?

食事制限~細胞膜の過酸化、フリーラジカル生産、DNAの損傷と修復、蛋白酸化などを調整する。

3、集中力とやる気を有無物質~ドーパミン

①やる気はどこから分泌されるか?

人は動物より、ドーパミンを多く使う(動物はアドレナリンを多く使う)

人の運動~錐体路系~意識した運動

       錐体外路系~無意識の運動(歩行)~ドーパミンが命令を伝達している。

ドーパミンがないか、減少した状態~パーキンソン病

②ドーパミンが減ってしまう病気~パーキンソン病(中脳の黒質が壊れ、ドーパミンが作れない)

運動をしない。意欲がなくなる。好奇心がなくなる。

ドーパミンを人工的に脳に送ることはできない。(BBB~blood-brain-barrier)

Lドーパは脳に送れる。脳の中でドーパミンに変わる。

③ドーパミンを活性化する方法

④ニコチンだけではなかった禁煙する理由

喫煙者の脳~モノアミン酸化酵素B(ドーパミン分解に関与)が40%減少

ニコチンの血中濃度が下がると、モノアミン酸化酵素Bが減少し、ドーパミン濃度が下がる。~喫煙はドーパミン濃度を上げ、やる気を起こさせるため?

喫煙者はパーキンソン病発病者が半分である

4、脳内物質の活性化でぼけない脳を作る。

①記憶に関与するアセチルコリン

アセチルコリンは自律神経の神経伝達物質です。自律神経系以外に、脳の中で重要な役割を果たしている。

脳神経細胞の海馬や前頭葉などの主に記憶に関する神経細胞同士が情報を交換するために分泌される。

アセチルコリンを増やす薬は現在のところ、著しい効果を得ていない。

②苦しい時ほど強化する脳内ネットワーク

脳神経細胞ネットワークが強化される~頭を使うことによって。~軽度の緊張感を持って日常生活をおくる。~苦しい時に脳のネットワークは強化される。

③記憶力をアップさせる物質

ACTHは動物実験では記憶力を高めるが、人ではうまくいかない。

Ⅲからだを作る薬を生かそう

自然治癒力が体内物質の働きであることが明らかになるかもしれない~著者はこの体内物質を化学的物質(ニュ-トン力学における)と考えているようだが

                                           どうも違うような気がする。量子力学的な領域まで開明されなければ、明らかになら

                                           ないのではないか?(松下記)

④天然の爆薬が心臓を救う。

体内ニトロ~血栓が出来ると分泌され、血管を広げる。

ジキタリスと同じ効果のあるE-DLSが体内に分泌されていることが最近判明した。

⑤一酸化窒素は動脈硬化の予防になるか。

⑥インターフェロンに学ぶ一病息災

ウイルス抑制因子~インターフェロン~C型肝炎に効果を挙げている。

⑦「自分の薬」という名の体内物質

プロスタンディンの発見~精液の中に子宮を収縮させる物質がある。

細胞膜に含まれる物質から作られる。極わずか~ナノg、ピコグラム単位

⑧喫煙者はぼけにくい

ニコチンがアルツハイマー病などの痴呆を改善する。~ニコチンが脳の受容体に作用して神経伝達を促進する。

⑨からだがつくる薬の生かし方。

痛み、自然治癒力が本人の心の状態を反映するものだ、と言うことが明らかになりつつある。~強い祈りが治癒する。

こころとからだは繋がっている、と言うより同じものだ。

⑩体内物質をいかす日常生活

人はみな自分の中に健康になるための薬を持っている。これらを活性化するように日常生活をおくるべきだ。

あとがき~希望が自然治癒力を増す。

自然治癒力を物質の変化と見て書いた本である。

まだ多くの自然治癒力に関係した微量の物質があるはずである。

Ⅳ 本書に登場する主な「体内物質」

●アセチルコリン
自律神経系の神経伝達物質。脳の海馬や前頭葉など、主に記憶に関係する神経細胞どうしが情報を交換するために分泌される。
スパイ小説などで自白剤として登場するスコポラミンは、この物質の働きを抑える作用がある。脳内のアセチルコリンの濃度を上げれば、
ぼけの治療に効果かおるのでは、と考えられている。

●アドレナリン
ゴ概うホルモン〃として、ハードボイルド小説などでは有名。副腎から分泌されるホルモンであると同時に、
交感神経に作用するなどの働きを持つ神経伝達物質でもある。この前駆物質(P61参照)であるノルアドレナリンは、
アドレナリンに比ベー・6倍も血圧を上げる作用が強い。人間の体内環境を心地好くゆすり、リラックスさせる作用がある。毎日をいきいきと生きるための必須物質。

●インターフェロン
ウィルス抑制因子。2種類のウィルスが同一宿主に感染した場合、どちらかのウィルスが増殖を抑制されるという現象があるが、
その現象の立て役者になる物質。二病息災〃ということわざを科学的に体現している。

●ACTH
副腎を刺激し、副腎皮質ホルモンの分泌を促すホルモン。ストレスとの密接な関係が指摘されるほか、記憶力や性行動の促進などにも関係があるといわれている。


●神経成長因子
脳神経細胞の樹状突起などの成長を促す働きを持つタンパク質。この物質の発見により、コ皮破壊されるとよみがえることがないといわれてきた
脳神経細胞に、少なくとも突起類だけは再生できるのではないかという可能性が生じてきた。

●ドーパミン
カテコラミン系の神経伝達物質。このドーパミンが極端に減少するとパーキンソン病になる。
人間が何か行動を起こすときのきっかけ、つまり、やる気や集中力と関係しているといわれ、ものごとの成否にはこの物質が関与している可能性かある。

●脳内モルフィネ
麻薬様の神経伝達物質。ズ俑み〃を抑制すると同時に、脳内の報酬システムとしても機能する物質。つまり、人間は脳内壬ルフィネが与えてくれる「快感」
を得んがために困難に立ち向かうという側面があり、そういう意味では人生のハードルを越えるための活力剤ともいえる。

●副腎皮質ホルモン
副腎の皮質から分泌されるホルモン。さまざまな作用かおり、臨床の場でも決め于となる薬がないようなときに、非常に頻繁に使用される。
ストレスと密接な関係かおり、うつ状態の改善、また、免疫力を上げることでも知られている。

●メラトニン
脳の中心といわれる松果体から分泌されるホルモン。天然の睡眠薬として知られているが、最近注目されているのが、メラトニンで体内の酸化を
防ごうという若返りの研究。同じ意味で、ぼけの予防にもなるのではないかともいかれ、この物質の持つ可能性は大きい。

<コメント>

健康を維持すいるために、体内に自然に備わっている化学的物質と自然治癒力との関係について述べている。現代西洋医学から

自然治癒力を物質に還元しようとするものである。しかし、希望とか精神、こころのあり方が重要である、とも説いている。

はやりの自然治癒力に医者が悪乗りしている気がしないでもない。ドーパミン、アセチルコリンなど最近良く聞く物質の基本的

知識を得るには良い解説書である。「自然治癒力のミステリー」のどこが「ミステリー」なのであろうか。売らんが為の表題の本が多すぎますね。

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